家電量販店のノジマ(本社・横浜市西区)が、横浜ベイスターズの買収に再び名乗りを上げた。同社の野島廣司代表執行役社長(60)が28日、神奈川県内でスポーツニッポン新聞社の取材に応じ、あらためて球団買収の強い意向を明らかにした。横浜とユニホームのスポンサー契約を結ぶノジマは、昨年も買収に向けて動いた経緯がある。29日に開かれる横浜の親会社であるTBSホールディングスの株主総会を前にして、地元の企業が猛アピールする形となった。 横浜買収への意欲は少しも失われてはいなかった。野島社長は、スポニチの取材に「(球団経営の)情熱はずっと持っていますし、今年に入っても(TBS側に)ずっと言い続けている。10月までにはあらためてちゃんと言うと思います」と話し、正式に交渉の席に着きたい意向を示した。 同社は昨年、横浜の親会社であるTBSが複数の企業と球団売却の交渉を行っていることが表面化した際、10月上旬