ソフトバンクの杉内俊哉投手(31)が、国内フリーエージェント(FA)権を行使する 意思を固めたことが8日、分かった。12日から中日と激突する日本シリーズ終了後に 正式表明する。残留交渉の席に着くものの他球団への移籍を視野に入れており 、FA宣言すれば巨人、横浜、阪神、オリックスなど数球団が獲得に名乗りを上げる 可能性が高い。05年には沢村賞を獲得した球界屈指の左腕をめぐり、争奪戦に なるのは必至だ。 熟考に、熟考を重ねた末の決断だ。今オフのFA権行使の可能性について、杉内は スポニチ本紙の取材に対し「今は何も答えられません。日本シリーズがあるし、 そこに向けて集中して日本一になるだけです」と言葉を選んだ。だが、親しい関係者には 「他球団が、自分をどう評価しているのか聞いてみたい気持ちがある」と話しており、 日本シリーズ終了後に、権利行使の意向を球団側に伝える。 杉内は昨年まで4年連続2桁勝