「発明王」として知られるトーマス・エジソン(1847~1931)が作り上げたとされる、電球や電話機などの発明品の多くが盗作であったことが、エジソンの日記から明らかになった。エジソンの死後、遺族の意向で長年非公開とされていたが、来年オークションに出品するため、その一部が22日一般公開された。 「電話機」「蓄音機」「白熱電球」「発電機」など、19世紀後半にエジソンが発明したとされる品物の数々は現代社会を発展させた大きな功績として広く知られている。特に白熱電球の発明はフィラメント部分に京都・八幡の竹を使ったとして日本でも有名なエピソードだ。 その一方で、エジソンの発明には従来品に手を加えた改良品や、他の発明家からの盗作が多く含まれるとして「発明王」の称号は不適切であると批判する声もある。今回公開されたエジソンの日記には盗作について触れた部分も含まれており、これらの批判を一部裏づけるかたちになった