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ブックマーク / bakhtin19880823.hatenadiary.jp (2)

  • 【愛の◯◯】ぜんぶ崩れちゃいそう - 音楽と本、それからそれから……。

    アルバイトをひとつ辞めた。 人間関係とかいろいろあって、行きづらくなった。 それがいちばん大きな理由。 辞めたバイト先のお店を利用しづらくなった。 お店があった街自体にも立ち寄りづらくなってしまった。 収入が減る。 必然的に。 生活費が減るし……生活費のことだけでなく、いろいろと苦しくなる。 × × × バイトを辞めたことは親にはまだ言っていない。 単純に言いづらい。 言ってしまうと怒られるだろうし。 それに。 最近……親との折り合いが悪くなってきている。 厳しく育てられたけど、尊敬していた。 尊敬していたから、言うことを聞いていた。 それは、大学に入って自活を始めてからも変わらなかった。 それなのに。 先月、母親と電話したときのことだった。 余裕がなくなってきていたわたしは、母の細々(こまごま)とした言いつけを聞きながら、苛立ちを募らせていた。 『ちゃんと聴いてるの? 侑(ゆう)』 その

    【愛の◯◯】ぜんぶ崩れちゃいそう - 音楽と本、それからそれから……。
  • 【愛の◯◯】「不在」が「物足りない」と思っていたら - 音楽と本、それからそれから……。

    昼休み。 サークル部屋に入る。 居たのは、幹事長のミナさんと副幹事長の郡司センパイ。 挨拶を交わしたあと、入り口近くに着席して、お弁当箱を出す。 「手作り弁当だね、羽田さん」 輝くような眼で言うミナさん。 「もしかして、アツマさんのぶんも作ってあげた!?」 「そうですよ。よくわかりましたね、ミナさん」 「わかるに決まってるよ。羽田さんとアツマさんは、なんてたって――」 ここで郡司センパイが、 「そのへんにしとこーな、高輪(たかなわ)」 とミナさんに横槍をブスリと刺す。 「そのへんって、どのへん!?!? 意味わかんない、郡司くん」 「あんまりイジるもんでも無かろう、羽田の生活のことを」 「いや、羽田さんだけでの生活じゃないから。羽田さんとアツマさんの、ふたりでひとつの生活なんだから」 あははは……。 「べてもいいでしょうか。ミナさん、郡司センパイ」 「あ、そうだった、お昼だった。わたしもお

    【愛の◯◯】「不在」が「物足りない」と思っていたら - 音楽と本、それからそれから……。
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