(承前) 700×23cロードバイクで四国八十八霊場・非モテお遍路さん野宿の旅へ - Blue-Periodさんの日記 DAY 3 夜明け。 初めての野宿。 それなりに学生時代から世界各国を貧乏旅行してきた自分だけれど、移動中と空港のベンチを別にすると、宿を取らずに寝るのは初めてだった。それまでは、たとえバンコクのベニヤ板一枚で仕切られたような一泊270円の安宿だろうと、ネパールの山奥の一泊50円の山小屋であろうと、必ず宿は取ってきた。しかし今は日本で季節は冬。はたして眠れるものだろうか、凍え死ぬことはないにせよ、風邪を引くのではないか、いろいろと心配したが、なにも問題がなかった。目が覚めるまでは。 目が覚めて最初に気づいたことは、ナイロン製の防水テントの内側が激しく濡れていることだった。いわゆる結露だ。 風のない夜でも寒い外気と暖かい内部の気温差は大きく、テントの内側は水滴ができる寸前ぐ