兵庫県教職員組合の宝塚支部というところの「8・15反戦平和のつどい」という学習会にお招きいただいて、憲法の話をする。 教育現場からの依頼にはなるべく応えるようにしているので、この夏はそういう講演がいくつか続く。 講演のマクラは参院選の総括。 このあいだSightの取材のときに聞き込んだ「参院選は福田派と田中派の代理戦争である」というアイディアを展開する。 考えてみると、これは刻下の政局を解釈する上でなかなか適切な補助線のように思われる。 竹下派「七奉行」と称された経世会(=旧田中派)の後継者たちのうち、橋本龍太郎、小渕恵三、梶山静六を除く四人すなわち奥田敬和、小沢一郎、渡部恒三、羽田孜は民主党の創立メンバーである(七人のうちすでに四人が物故者であるが)。鳩山由紀夫も岡田克也ももとをただせば経世会出身であるから、民主党は旧田中派の「直系」と言うことができる。 つまり、今回の参院選は森・小泉・
第90回 破綻目前、サブプライムの猶予は3カ月 経営コンサルタント 大前 研一氏 2007年8月16日 今年(2007年)7月26日、ニューヨークの株式市場が大幅に下落した。それに引きずられて、翌日には日本やアジア、欧州などの市場でも株価が下がった。世界同時株安の発生である。前日までの東京では株価は1万8000円前後を推移しており、まずまず好調だったのだが、翌27日は-418円という今年4番目の下げ幅で1万7283円に落ち、その後は1万7000円前後をうろついている。 下の図を見れば分かるとおり、各国とも軒並株価がストンと落ちている。唯一中国だけが上昇しているのが目に付くが、わたしはかつてのブラックマンデーの際、韓国市場だけが上昇していたことを連想してしまう。あのときは図らずも韓国市場が国際的には連結していないことを露呈したが、その後、程なくして韓国市場も暴落した。今回の中国市場に関し
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く