今回の新型コロナウイルスの一件は「戦争」に例えられるという考えを、私はここ数週間ほど主張しておりますが、また今回も戦争にたとえて考えてみたいと思います。 とくに今回は、WHOをはじめとする世界の保健機関や国々が、SARSの流行以来、次のウイルスのアウトブレイクは短期に封じ込められる、という誤った想定をしていた可能性を指摘したいと思います。
![新型コロナと思いがけない世界大戦 | 地政学を英国で学んだ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ad442fef9816c24b34af2de9cb10d553372d3dfa/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpds.exblog.jp%2Fpds%2F1%2F202003%2F19%2F56%2Fb0015356_08453221.jpeg)
新型コロナウイルスが米欧各地域に広がる中で、2月24日に始まった世界の金融市場の混乱に一段と拍車がかかっている。3月16日にはアメリカの主要株式指数は1日で約12%も暴落、1987年のブラックマンデー以来の大幅な下落率となった。3月に入ってからの株価指数が5%以上で上下しながら、1カ月も経たずに直近高値から一時は約30%も下落しており、2008年のリーマンショック後と同様の金融市場の大混乱が起きている。 アメリカ経済はついに景気後退期に入った アメリカでは、経済活動の大幅な落ち込みを示すデータはまだ見られない。しかし、新型コロナウイルスの感染や死者数がヨーロッパで大きく増え、アメリカでも同様の非常事態に至っている。 感染拡大に歯止めをかけることが最優先されるため、広範囲な経済活動の抑制・自粛が3月から始まりつつあることを踏まえれば、アメリカ経済は4~6月に大幅なマイナス成長に失速すると予想
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