東京都内を中心に展開する「東京TYフィナンシャルグループ(FG)」は26日、いずれも100%子会社の東京都民銀行、八千代銀行、新銀行東京を合併して2018年5月につくる新銀行の名前を「きらぼし銀行」にすると発表した。 26日に記者会見した東京TYFGの味岡桂三社長は「地域できらりと光る存在感ある銀行を目指したい」と説明した。持ち株会社の名前も「東京きらぼしFG」に変える。当初、17年度中としていた合併時期は「システム対応に万全を期すため」(味岡社長)18年5月に遅らせるという。 東京TYFGは、2014年10月に東京都民銀行と八千代銀行が経営統合して発足。過去に東京都が出資していた新銀行東京も今年4月に傘下入りした。グループの総資産は約5・6兆円で、全国の地銀グループで20位程度。合併でシステム統合など約80億円のコスト削減を見込んでいる。