今や80歳以上の高齢者の人口が1000万人を超える日本。厚生労働省所属の機関である国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、2035年には「3人に1人が高齢者」といわれている。それに伴い深刻化しているのが介護問題だ。中でも「排泄」は介護者にとっても要介護者にとっても最も大きな負担となっている。 そうした中、排泄を予知するウェアラブルデバイス「DFree(ディーフリー)」の開発で、世界30カ国以上から問い合わせが相次いでいる日本のベンチャー企業がトリプル・ダブリュー・ジャパンだ。介護現場に変革をもたらすDFreeの特徴と、開発の裏側について前・後編の2回にわたってお届けする。 ●おむつからの解放 「一般的な介護施設では、介護職員は8時間の勤務時間のうちの約3時間を排泄介助に費やしているといいます。我々が2015年8月から実施してきた介護施設での実証試験からは、排泄予知デバイス『DFr
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