小雨模様の二の酉だが、前日同様寒々しいわけではない。今年もまた建築仲間とやってきた。スタートは駒形どぜう、何年振りだろう、いや、何十年。特別に旨いという料理ではないが、折角来た浅草、やはり、この店を選び正解だ。しかし、高いね! 駒形から仲店を通り鷲神社に向かう。伝法通りまではガラガラ、ロックから言問通りに出ると、さぁ、大変!小雨模様も何のその、屋台の明かりに群がる人人人。今年は二の酉まで、今日が最後と皆、集まった。それも、ここばかりは年令、スタイルは一切関係無し。老若男女の隔たり無く、東京中のすべての人の楽しみの場と化している。その楽しみとは、もう、渋谷でも、新宿でも、六本木でも、浅草でもないことだ。古来から続く全員参加の祝祭空間がここにある。都市は祝祭から生まれる、決して、便利さや、マーケティングが人を活気づけるのではない。現在の街づくりが忘れている何かが、ここにはある。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く