150社中117社が増収、上位の顔ぶれは変わらず 消費者の価値観や生活様式を一変させたコロナ禍がようやく収束の兆しを見せ始め、経済が正常化に向かいつつある。世界情勢の混乱を背景に、コストプッシュインフレという新たな課題もあるものの、小売業の業績は回復傾向にあるといっていい。では、メーカーと小売をつなぐ中間流通を担う卸売業の業績はどう変化したのだろうか。本稿では、2023年の卸売業売上高ランキングを概観しつつ、食品卸大手各社の業績と今後の戦略を解説する。 23年の卸売業売上高ランキング上位150社では、117社が増収となった(ランキング掲載の業績は単独ベース)。なお、本特集では、上場企業など「収益認識に関する会計基準(新収益基準)」を適用した影響で業績の前期比較を公表していない一部の企業を除き、単純計算で業績の対前期増減率を求めている。前年のランキングとの単純比較はできないが、卸売業各社の業

