もうタイトルから武装錬金のパピヨンについて語りたくなったからというだけで書く。 武装錬金におけるパピヨンは、最初の対決に至るまでの流れが大きかったと思う。誰にも認められず、全て弟の方に家の中の者達はなびき、父親ですらもう見ていなかった……自分の存在が否定された世界を壊してしまおうとしたからこそ、パピヨンはあれだけぶっ飛んだ変態性がありながらも、人気があったんだと思う。 そしてそんな中、自分を見てくれた、そして殺す事を躊躇ったカズキだからこそ、敢えて「偽善者」と言い、カズキを後押しして、自らを殺させた……命を取り留めた後も、結局誰にもなびかず、自らの道を歩みながらカズキとの決着を考え続けた……それも「人間」武藤カズキでなければならなかったというのがね。 その為に研究をして白い核鉄を作ってでも、カズキと決着をつけようとした、あの強い信念というか執着が、それこそあの突飛な変態性とはまるで逆の、パ