想像関係と象徴関係 人間関係は、想像関係と象徴関係のバランスでできている。想像関係とは一対一の関係であり、互いに欲望しあうことで、愛着が増す、相手がかけがえのない存在になる。それによって自分もかけがえのない存在になる、ということだ。このような関係は「転移」と呼ばれ、上手くいっているときは愛の関係であるが、バランスが崩れると憎しみへと容易に転じる。 それを抑制するために、象徴関係がある。象徴関係とは、社会的な立場である。親と子、先生と生徒、上司と部下など。これらのように社会的な決まりによって、人間関係を規定する。これによって、他者への過剰な欲望は抑制される。たとえば、深く愛し合う男女にもこのような抑制が働いている。男はこうあれ、女はこうあれ、というと社会的な決まりがあり、恋愛は進む。 なぜ「空気を読む」のか ポストモダン的には現代はこのような象徴関係が揺らいでいる。多様な価値観の中で、社会的
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