BSE, プリオン 9月8日記事のコメント欄で書いたことなのですが、ちょっと面白いので記事でも紹介しておきます。コメント欄にて、プリオン病は『食した個体数に感染確率が比例する』のではないかという指摘を頂きました。食品にある確率で病原体が入っているなら、感覚的に非常に納得できることだと思います。 BSEに関する事例ところが、現在日本のBSEで確認されている事例では、このことは当てはまらないのです。BSEの発生が確認された場合、そこの農場でBSE牛と同様の飼育をされていた牛たちは「疑似患畜」として検査後に焼却処分もしくは研究目的で隔離されます。BSEウシと疑似患畜ウシは同じ飼い方をされているため、同じ餌を食べているはずです。食べた餌が同じなら感染確率も同じはずですね。しかし、現在このような疑似患畜で疾病の発生は確認されていないのです。これは隔離されて数年飼育されたウシでも同じです。 すなわち、