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ブックマーク / ameblo.jp/definta-z (2)

  • 『司馬遼太郎『三浦半島記』』

    司馬遼太郎(と週刊朝日)はつくづく良い企画を思いついたよなと思う。別に司馬遼太郎に興味はなくても自分が住んでる地元が取り上げられていたらこうしてついうっかり買ってしまう。全四十三巻ある「街道をゆく」の地域ごとの売上の偏差を調べたら面白いと思うのだけど、自分が思いつくようなことは既にたぶん誰かがやっているだろう。 最初に目次を眺めたらあまり三浦半島とは関係がなさそうな「ミッドウェー海戦」という項目があったのでそこから読み始めた。するとGHQの戦史室長で『ミッドウェーの奇跡』というを書いたゴードン・W・プランゲという名前が出てきた。江藤淳が「WGIP」を発見(発明)したという“プランゲ文庫”のプランゲだ※。が、司馬はここではプランゲ文庫に関しても、検閲についても、WGIPについても一切語っていない。 もちろん文脈上それを出す必要がなかったから出さなかったのだろう。たとえば書の中で司馬氏は久

    『司馬遼太郎『三浦半島記』』
    REV
    REV 2019/05/07
    映画、A german life (邦題"ゲッベルスと私")は、ポムゼルさんの独白と、当時の連合軍の宣伝映像が交互に流される。最後に、強制収容所の莫大な死体を(虐殺を否認する)ドイツ人住民に片付けさせる報道映像が。そのへん一貫
  • 『加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』』

    同著者の『戦争の近現代史』が大変面白かったので出版時に話題になったこのも気になってはいた。何故そのとき読まなかったかというと 1.何やら宿命論的なタイトルが嫌 2.『戦争の近現代史』のプロフィール写真は若くて美人(かなり好み)だったのにテレビで見た加藤陽子さんは結構なおばさんだった 3.子供向けの入門書というのがあまり好きではない といった所だ。しかし読んでみたら内容は中高生向けとは思えないほど高度で、自分がその頃にこの講義を聞いたらちんぷんかんぷんだったはずだ。 著者も最初は聴講者のレベルを計るように質問を投げかけているが鋭い答えがガンガン出てくるので手加減しなくなったのだろう。生徒は栄光学園の中高生。わかるわかる、小学校の頃に学年(クラスではなく)でいちばん頭のいいやつが行く学校だった。 また、タイトルから感じた宿命論(あの戦争は避けられなかった)というのは誤解だった。ニュアンス的に

    『加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』』
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    REV 2019/05/07
    「大正昭和と政党は政争に明け暮れ政治が混迷し、貧しい民衆は国家主義を唱え外征による解決を主張する少壮将校に賛同した」話をする人で、治外法権的に膨張した軍事予算が窮乏の一因なのを黙ってる奴には注意な
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