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ブックマーク / aspara.asahi.com (23)

  • アピタル_町医者だから言いたい!/長尾和宏_【848回】 医者が理解できない「平穏死」

    長尾和宏 世間は、今日あたりから「お盆休み」ですね。 しかし病院には、正月はあってもお盆はありません。 当院は診療所ですが、年中無休ですのでお盆も平常です。 何故か? 理由は単純です。 在宅医療が、365日24時間年中無休を要求されているからです。 実際には、交代で休んでいきます。 ホテルや交通機関などと同じです。 慣れればいいだけです。 お盆の医療機関は閑散としています。 皆さんお墓参りや法事で忙しいのです。 それを逆利用してクリニック内の改装工事をしています。 さて、拙書「平穏死・10の条件」(ブックマン社)が世に出て はや3週間が経過しました。 4刷り、4万部突破との知らせに、私が一番、驚いています。 にわかに、終末期相談が増えました。 メールや電話を活用して、全国の皆さんの悲鳴に応えています。 私自身も悲鳴をあげていますが。 さて、このを読まれた方の感想文

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    REV 2012/08/12
    「お医者さんで自分で買って読んで頂いた方は、私の知る限り、わずか数人です。」「それくらい、この本はお医者さんには人気がありません。」 みんな買わずに読んだのね。
  • ブック(本)_「週刊マンガ世界の偉人」第29号を10人に_詳細

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    REV 2012/08/03
    「「世界史人物カード」が毎号9枚ついてきます。18枚(2号分)集めるとカードバトルが可能となり、友達どうしで楽しむことができます。」 アインシュタイン、フェルミを集めると、強い攻撃が可能になったり
  • アピタル_町医者だから言いたい!/長尾和宏_【732回】 ベンツに乗るドクター

    長尾和宏 ベンツで往診する医者。 私のことです。 今日は、「トッシーニ」さんの質問にお答えします。 ガレージにベンツが停まっている病院や医院は好きになれません。 そんな医院の先生は検査が大好きで投薬もいっぱい出してくれます。 一方、介護の事業所では高級車はあまり見かけません。 同じ人間のケアに携わる事業でもなんでこんなに違うのだろうと思うのですが。 笑ってしまいました。 いい質問、ありがとうございます。 たしかに患者さんから見ればそのとうりでしょう。 昔は、国産のボロボロの車で往診していました。 すると往診する家家で同じことを言われました。 「先生、お金に困っていらっしゃるんですね」と。 中学校の時代の友人や同業者からも、言われました。 ボロボロの車だと、逆に変な勘ぐりをされたのです。 「頑張っていい車に乗れるようにね」と励まされた。 思い切って一番安い、小型のベンツに変えました。 すると

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    REV 2012/06/14
    Wikipediaによると、初代ビートルは寒冷環境での始動性がよいため、開業医に好まれたとか。燃料噴射が当たり前になって、始動性なんて誰も気にしなくなったよね。チョーク引いてアクセル踏んでから、イグニッションを…
  • アピタル_のぶさんの患者道場/鈴木信行_医療者のセリフっておかしいことが満載!

    ★朝日新聞の医療サイト「アピタル」トップページへ ★このブログの全バックナンバーへ   ★ほかのアピタルブログ一覧へ 病気と付き合うためのワザの数々。患者歴の長いカフェオーナー、「のぶさん」こと鈴木信行さんが考えていきます。 ツイッターもフォローしてくださいね! 鈴木信行 「この薬は一日3回後に飲んでくださいね。」 このセリフに違和感を感じない医療者って多いんですよね。 私なら、そんな薬剤師は拒否! 急遽、前回のブログの予告から変更させていただきます。 先日、私たちは、医療者・医療系学生向けの講演会を開催しました。 その中で私も講演させていただく時間を貰い、みなさんにメッセージを送りました。 今回は、その中から、いくつかの医療者のセリフの「?」を取り上げて、紹介します。また、患者としてはそれぞれどういう切り返しがいいのかを考えてみたいと思います。 さて、冒頭の薬剤師のセリフ、何がおかし

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    REV 2012/06/06
    もうすぐ、TPPが導入され、リッツ・カールトンのような内装で、リッツ・カールトンのようなおもてなしのクリニックができるだろうから、そこへ行けばいいんじゃないかな。おいらは、松屋のような値段のところでいいや
  • アピタル_内科医・酒井健司の医心電信_【第18回】 喫煙率が下がっているのに肺がんが増えている?

    小宮山洋子厚生労働相が、たばこの増税を示唆する発言をしました。たばこ増税については議論があってよいと思いますが、それとは別に、喫煙の害について過小評価する人もいることが気になります。 喫煙が肺がんの原因の一つ、しかもかなり大きな要因であることは疑いようのない事実ですが、どうしてもこの事実を認められない人もいるようです。タバコ有害説を否定するためにいろいろな理屈が持ち出されますが、その中の一つである、「日人の喫煙率は下がり続けているが、肺がんは増えている。喫煙が肺がんの原因だとしたら、この事実は説明できない」という主張について検討してみましょう。 JTのウェブサイトの「喫煙と健康」というページでは以下のような主張がなされていました。 わが国における男女別の肺がん死亡率と喫煙者率の推移をみると、最近40年間で男性喫煙者率は明らかに低下し、女性喫煙者率はほぼ横ばいであるのに対し、死亡率は男女

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    REV 2011/09/12
  • アピタル_闘病記つくってます! メディエイドの挑戦_医療の限界―お坊さんへの期待

    ★朝日新聞の医療サイト「アピタル」トップページへ ★このブログの全バックナンバーへ   ★ほかのアピタルブログ一覧へ 数々の闘病記をご紹介するサイト「ライフパレット」を手がける株式会社メディエイドのスタッフがつづるブログです。2005年に創業した若い会社ですが、多くの病気体験を社会全体で共有し生かしていければ…と日々奮闘しています。 和田ちひろ 「あの世を語れない医師。あの世を信じている患者。その医師は、そうした患者の看取りが出来るのか。」 週末、参加した21世紀高野山医療フォーラムで、自身もがんを患っている医師が投げかけた問いでした。僧侶と医師が医療と宗教の接点について話し合うこのフォーラムは今年で8年目になります。 前日まで懸命に治療にあたってくれていた医師から、ある日突然、「もう治療はありません。あとはご自宅でゆっくり過ごして」と言われた時の絶望感。それを告げる医師も自身の敗北感を感

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    REV 2011/09/01
  • アピタル_感染症は国境を越えて/高山義浩_ホスピタリティという大きな壁 前編

    ★朝日新聞の医療サイト「アピタル」トップページへ ★このブログの全バックナンバーへ   ★ほかのアピタルブログ一覧へ 時に猛威をふるい、大きな脅威になる感染症について、医師・高山義浩さんが現場レポートをまじえ報告します。 高山義浩(感染症医) 7年ほど前になりますが、友人のネパール人医師から聞かされた悲しい話がありました。彼女は「日の病院には二度と行きたくない」と泣きながら電話をかけてきたのです。 インドの名門であるカルカッタ大学を卒業した皮膚科医であり、2児の母でもある彼女は、夫とともに苦労を重ねながら日での留学生活をしていました。もともと子宮筋腫があり、貧血が進行していることを自覚していましたが、医療費を節約するために、母国から取り寄せた鉄剤を内服しながら頑張っていたようです。 ところが、その日がやってきてしまいました。 子供が通っている幼稚園で参観していると、突然に大量の出血がは

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    REV 2011/07/14
  • アピタル_もっと医療面/朝日新聞の医療記事から_はしか「ゼロ」、遠い道のり 今も集団発生、接種率95%届かず

    ★朝日新聞の医療サイト「アピタル」トップページへ ★このブログの全バックナンバーへ   ★ほかのアピタルブログ一覧へ 「もっと医療面」では、毎週木曜日の朝日新聞朝刊「医療面」のトップ記事をご紹介し、執筆した記者の取材後記をあわせてお届けします。ご感想やご意見を、各記事画面一番下のコメント投稿欄からお寄せください。 来年までに、はしか患者を日からなくそう――。国がこんな目標を掲げている。4年前に大学生や高校生の間で流行し、休校が相次いだ騒動がきっかけだが、患者「ゼロ」への道のりは厳しい。 4年前。カナダに修学旅行中の東京の高校生ら約40人が現地で足止めされた。1人がはしかを発症し、残りの生徒が「発症のリスクがある」と判断されたからだった。 南米・北米では、2000年に「はしか患者ゼロ」を達成しており、患者には厳しい行動制限をかける。空気で感染するはしかは、1人で12~18人にうつすほど感染

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    REV 2011/07/04
  • アピタル_内科医・酒井健司の医心電信_【第6回】 日常語と医学用語の違い

    今回は、普通の人が使っている日語と、医療従事者が使っている用語がしばしば異なるという話をします。見るからに「専門用語」という言葉はまだいいんです。たとえば、「特発性門脈圧亢進症」なんて言葉だと、説明するほうも「これはわかりやすく説明しないと伝わらないな」ということがわかっていますから。一見、専門用語っぽくなくて、しかし実は専門用語だった、なんて言葉が要注意です。 有名な例では「頻回(ひんかい)」。「回数が多い」という意味です。私は数年前まで、「頻回」が医学用語であると知りませんでした。普通の日語だと思っていたのですが、確かに、国語辞典にはあまり載っていませんし、パソコンでも変換してくれません。たとえるなら、「全国共通語だと思っていた言葉が実は方言だった」ようなものです。意味が正しく伝わらない可能性があるので、「頻回」という言葉は、基的には、患者さんへ説明には使えません。 「清潔」「不

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    REV 2011/06/27
    スラングの是非について。
  • 医心電心 「高齢者の検査、どこまでやるのがいいの?」

    臨床医をやっている以上、医療訴訟のニュースに無関心ではいられません。先日、大分県の病院で、93歳の女性に対して適切な治療を行わなかったとして、損賠賠償を求められたというニュースがありました。 提訴:「外科医診療でがん死」 入院患者の遺族、損賠求め豊後大野市を /大分(毎日新聞)  訴状によると、女性は07年9月に欲不振などで受診したが、同病院の医師が足りず、内科外来なのに外科医の診察を受け入院。同12月に胸部CT検査で異常が見つかったが、外科医は高齢を理由に積極的な検査を行わなかった。女性は大分市内の病院に転院し、胃がんが発見されたが手術不可能とされ、08年2月に死亡した。 遺族は「早期発見なら延命、苦痛軽減の可能性があったのに、内科常勤医を置かず、中途半端な診療に終始した」と主張している。 記事だけでは情報が不十分なのですが、だいたいのところは推測できます。手術不可能の胃がんで胸部CT

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    REV 2011/05/30
    コミュニケーションコストの請求先について。
  • アピタル_感染症は国境を越えて/高山義浩_被災地に見る美談と醜聞の合わせ鏡

    ★朝日新聞の医療サイト「アピタル」トップページへ ★このブログの全バックナンバーへ   ★ほかのアピタルブログ一覧へ 時に猛威をふるい、大きな脅威になる感染症について、医師・高山義浩さんが現場レポートをまじえ報告します。 高山義浩(感染症医) 石巻市を中心に震災被災地で活動して帰ってまいりました。宮城県に設置されている災害保健医療支援室というところに所属し、おもに公衆衛生面のお手伝いを2週間ほどしていました。 とくに、私が重点的に関わったプロジェクトは、石巻市における在宅被災者の全戸訪問(関係者は「ローラー作戦」と呼んでいました)でした。 東日大震災による被災後、避難所で生活される方々については、医療的な支援を行うことができる体制が整いつつあります。しかし、自宅で過ごされている方々の健康状態については、その全体像は明らかではなく、かなり重篤になってから医療機関に搬送されてくる方が少なくな

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    REV 2011/04/25
  • 《東日本大震災》 チェルノブイリで治療したロバート・ゲイル博士会見

    福島第一原発の事故を受けて、骨髄移植・被曝治療の専門家である米国人医師、ロバート・ゲイル博士(65)=写真=が来日した。旧ソ連のチェルノブイリ原発事故のあと、現地で被曝者の治療にあたった経験をもち、「チェルノブイリ―アメリカ人医師の体験上・下」(岩波新書)という著書がある。1999年の東海村JCO臨界事故の際も来日している。 博士は3月22日午前、都内で記者会見した。 まず強調したのは「原子炉が爆発したチェルノブイリや、臨界が起きて至近距離で破壊力の大きい中性子線を浴びたJCO事故と、現時点では放射性物質のほとんどが格納容器内に収まっている福島の状況は全く異なる」ということだった。また、「現場で作業をしている人と、そうではない人のリスクも全く違う」とも。「今の福島のレベルであれば、一般の住民にとっては、喫煙の方がよほど発がんリスクが高い」 会場の記者からは「米国などは原発の周囲80キロ以内

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    REV 2011/03/24
  • aサロン_科学面にようこそ_タイムスリップ 高額に義憤、第2・第3の新薬~世界初のエイズ薬、企業が無断で特許

    タイムスリップ 高額に義憤、第2・第3の新薬~世界初のエイズ薬、企業が無断で特許  [11/02/15] 東京科学医療グループ・大岩ゆり かつて「現代のペスト」と恐れられたエイズ。1985年に世界初の治療薬AZTを開発したのは、当時、米国立保健研究所(NIH)の研究員だった満屋(みつ・や)裕明熊大学教授(60)だった。満屋は続々と2番目、3番目のエイズ治療薬も世に送り出した。AZTを売り出した企業への義憤が原動力だった。 「誰かがやらなければいけないんだから、しょうがないわね。ミッチは、医者なんだし」 和子の一言に背中を押され、満屋は上司から提案されたエイズウイルス(HIV)の治療薬開発に取り組む決意を固めた。ポスドク(博士研究者)として渡米した1年後の84年。33歳だった。同じ研究所のギャロ博士がエイズの原因ウイルスを発見、と発表したばかりだった。満屋の同僚は、危険なHIVを扱いたく

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    REV 2011/02/16
    不勉強にも、日本人がAZT開発に関与したことを知らなかった。「ヤギ アンテナ」を知らなかった日本兵を笑えないww
  • アピタル_感染症は国境を越えて/高山義浩_科学的ではない「うがいと手洗い」

    ★朝日新聞の医療サイト「アピタル」トップページへ ★このブログの全バックナンバーへ   ★ほかのアピタルブログ一覧へ 時に猛威をふるい、大きな脅威になる感染症について、医師・高山義浩さんが現場レポートをまじえ報告します。 高山義浩(感染症医) 日の国技、大相撲が大変なことになってますね。 メディアでは「八百長疑惑!」なんて、晴天の霹靂みたいな騒ぎ方ですが、「でも、みんな知ってたんでしょ」と思います。米軍の「核持ち込み疑惑」も同じですが、知っちゃいたけどKYだから黙ってたんじゃないですか~? 私が中学生の頃だと思いますが、あの頃、朝潮と北天佑が強すぎる横綱・千代の富士のもとで大関やっていて、毎場所どちらかが角番だったものです。7勝7敗で迎えた千秋楽。両者の取り組みは愛情にみちたもので、必ず角番大関が勝っていましたよ。中学生の私にだって察しがつきました。「こりゃ、八百長だろ」って。 でも、裏

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    REV 2011/02/07
  • アピタル_こちらアピタルです。_ ■ホメオパシーを巡る問題(その8) 問いかけの原点

    皆さま、お久しぶりです。 このブログにコメントを下さっていたNATROMさんのブログで、大変興味深いご指摘がありました。ぜひ、ご紹介したいと思い、久々にエントリーを立てさせて頂きました。 ブログのエントリーは先日、弊社の山口総局の記者が特報した「「ホメオパシーで長女死亡」助産師と母親和解 山口地裁」の記事と、それに対する普及団体、日ホメオパシー医学協会の反論に関するお話でした。NATROMさんは、「ホメオパシー訴訟の和解がもたらした最大の成果」は、協会の反論の言葉の中から「ホメオパシーのレメディー(記者注:ホメオパシーに用いる砂糖玉)は、ビタミンK2のシロップの代用にはなりません」という言葉を引き出したことだ、と述べています。 NATROMさんの指摘では、協会やその会長、関連の療法家育成学校は過去、ホームページや著書で「レメディーはビタミンK2シロップの代わりになる」との内容の主張を続け

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    REV 2010/12/25
  • 医師不足の大きな要因、専門分化に疑問

    今回は、大阪府の70代男性からご質問をいただきました。 「高齢になると内科でも、消化器、循環器などいろいろ病気を患うのが当たり前になり、いわゆる家庭医(かかりつけ医)が必要です。しかし、近頃の医療教育は極めて専門化しつつあるようで、たとえば循環器科では消化器の治療は『専門外』だと診てもらえないとのことです。過疎地医療の観点からも誤った方向へ進んでいるように思えます。このような状況を変える動きはないのでしょうか」 まったくおっしゃる通りです。消化器専門医も「消化器全般」ならまだいいのですが、肝臓専門とか、胃・大腸の内視鏡専門とか、もっと狭い専門医もいます。 医療が進むと、高度な技術や知識が要求されます。習得に時間がかかれば、いくつも兼ねることは無理になります。万一、自分の自信のないことをして事故が起き、患者さん側から訴えられたら大変と考えると、手を広げたくない気持ちもわかります。「専門医がい

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    REV 2010/10/16
     キューバに移住するといいんじゃないかな。全部みてくれる筈。
  • アピタル_こちらアピタルです。_ホメオパシーを巡る問題(その7) 家族が信奉者、どう向き合えば?

    先日のことです。私たちホメオパシー取材に関わる記者に、1人の女性から相談がありました。 その女性の息子さんのお嫁さんがホメオパシーを信奉し、お孫さんが病気になっても病院に連れて行かず、薬も与えない、困っている、という相談でした。お孫さんはまだ、小学生に上がる前だということで、大変ご心配の様子でした。 お嫁さんは出産時、助産院でホメオパシーを教えられ、信じ込んだようです。少なくとも普通の医療は受け入れるように勧めても、受け入れてくれない。どこに相談に行けば、対処の方法を教えてくれるのだろう、とおっしゃっていました。 これまで報道してきたとおり、ホメオパシーを信奉する余り現代医療を拒否し続けた人や、同様に現代医療を否定した人のお子さんに、死亡をも含む健康被害が出ています。ご心配はごもっともだと感じました。 どこに相談にいけばいいのか、少しでも助言できればよかったな、と思います。ですが、残念なが

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    REV 2010/10/02
  • アピタル_こちらアピタルです。_ホメオパシーを巡る問題(その6)  「思いこみ薬」という判断力

    同僚の岡崎記者と私の署名で、9月2日の朝日新聞朝刊に記事が載りました。「保健室でホメオパシー」です。公教育の場で、少なくとも「科学的根拠が示されていない」民間療法が実践されることは、生徒にとって誤解を生む教育になっているのでは、という問題提起として書いたものです。 この記事の取材、執筆でも、皆さまからお寄せ頂いたメールの情報やブログのコメントが、大きな力となりました。改めて感謝の意をお伝えいたします。 ネット上では、この問題が数年前から指摘されていました。様々な現場にいらっしゃる方々が発信する情報は、非常に真に迫ったものも多く、重要だと思います。一方、現場や関係者の方々にお話をうかがい、事実確認をしたり、さらなる事実の発掘をしたりすることが私たちの仕事です。 高い問題意識を持った方々のネットなどでの発信と、私たちの職業上の機能をうまくあわせることで、社会により有益な情報を発信していけるので

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    REV 2010/09/05
  • アピタル_こちらアピタルです。_ホメオパシーを巡る問題(その5) 普及団体に最低限の社会責任を

    皆さま。日頃のご関心とご助言、ご批判に感謝しております。 日学術会議を筆頭に、各団体によるホメオパシーへの問題提起が相次いできました。岡崎記者とともに25日の朝刊で、その背景まで含めて詳報できたのは、情報をメールでお送り頂いた皆さま、書き込みを頂いた皆さま、そして、もっと多くの関心を持ち続けてこられた皆さまのおかげに、ほかなりません。改めて感謝の念を伝えさせて頂きます。 【朝日新聞の一連の記事・記者ブログはこちらからご覧いただけます】 さて、日学術会議(会長談話のPDF)。ホメオパシーが科学的には「効果がない」ことを、公共性が極めて高い機関としては初めて、宣言したという意味で、大変意義があったと思います。特に、ホメオパシーをまだよく知らない多くの方々に、「頼ることで、確実で有効な治療を受ける機会を逸する可能性」を指摘し、注意を促した点は大きいと思います。 ただ、会長談話には多少、残念に

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    REV 2010/08/27
  • アピタル_こちらアピタルです。_第3弾「ホメオパシー療法、信じる前に疑いを」

    第3弾「ホメオパシー療法、信じる前に疑いを」  [10/08/08] 東京社科学医療グループ  長野 剛 初回のエントリー 「ホメオパシー療法、信じる前に疑いを」、前回のエントリー続「ホメオパシー療法、信じる前に疑いを」に、当にたくさんのコメントを寄せていただきました。ありがとうございます。私にとっても、寄せられたコメントは、とてもためになっています。 さて、私自身は、ホメオパシーのレメディー自体に、なんらかの効果があるとは思っていません。それは、記事にも紹介した2005年のランセットの論文や、その他のホメオパシー研究を集めて検証した論文が、妥当で説得力のあるものだと思っているからです。それは「効果がない」ことの検証になっています。 もう一つ、理由があります。「効果がない」ことの検証ではありませんが、「効くわけ無い」という理屈です。 いい例があります。どこかで見たのですが、「水道水は最

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    REV 2010/08/08