大和川を挟んで見えた命への向き合い方 | JBL４３４４とプラスα
9月16日、台風18号の影響による豪雨により、古都・京都の桂川が氾濫して甚大な被害が出た。京都出身の知人に聞くと、少なくともこの30年間は京都市で浸水被害の記憶はないと言うから大変な事態である。 同日、奈良県を源とし、堺市と大阪市の境界を流れる大和川も水位が異常に上がり氾濫の危険が生じたことから堺・大阪市の数十万人に避難勧告が出されたその時、、、 前日の15日に堺市長選が告示された。日本維新の会を率いる橋下徹・大阪市長が、大阪都構想に反対する現職・竹山修身市長打倒に全力をあげる激しい選挙戦だ。 16日午前、堺市内の川が増水したことから竹山氏は選挙活動を中止。午前8時に市役所に登庁して担当者から状況を確認し、避難勧告を発令するなど対応した。市民の命を預かる市長として当然だろう。 その一方、大和川対岸の橋下大阪市長はというと、大変な状況が報じられている中でも登庁すらせず、自宅マンションからツイ
白バイ隊員事故 | JBL４３４４とプラスα
昨年３月、春野町で仁淀川町のスクールバスと県警の白バイが衝突して、白バイ隊員が死亡した事故。先日、高知地裁で被告の運転手Ｋさんの有罪判決が出たが、無罪を求め高裁での争いとなっている。 自分は裁判関係はうとくて、なんとなくバスの運転手の不注意で白バイをはねとばしたんだろうなという印象をチラッともっていたのだが、最近までさほど関心を払うことはなかった。 しかし最近、この事故はおかしいなと思いはじめた。きっかけは、朝日新聞支局の書いた長文の記事。弁護士は梶原さんだったということも遅ればせながらこの記事で知った。記事は核心を突く力作で、これはヤラレタと思った。 争点は簡単に言うと、①右折のために停車していたバスに白バイがつっこんだのか、②右側車線を走る白バイにバスが飛び出してきてぶつかったのかである。当然前者がＫさん側の主張、後者が検察側の主張である。 周辺のことを調べていくと、まことに不可解なこ
対市交渉 | JBL４３４４とプラスα
この間、高知市の同和行政について調べるために、相当しつこく動き回っているのだが、取材先の市役所や市の出先機関で、市の職員にものすごい形相でにらまれたり、ごく数分ですむ簡単な質問に対して「急にこられても回答できない」などとイヤガラセのような対応を何度もされている。 昔はこういう対応をする職員も珍しくなかったものだが、最近はとんと見かけなくなっていた。ここまでソンゲにされるのは久しぶりで、「あ～昔はこういう感じだったな～」とタイムスリップしたような少し懐かしい感覚におそわれた。 個々のお考えはおありだろうとは思うが、一応みなさん公務員なわけで、端から挑戦的というか、まともに対応しようとしないのはいかがなものであろうか。労働事業協会を訪ねて「ここは解同の事務所じゃ」と追い返されるとは訳が違うのだ。仮にも市役所や市の機関である。個々の信条はどうか知らないが、市の職員が運動団体と心情的にまで一体化し
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