前のエントリのコメント欄でzororiさんへのお返事を書いていたら長くなったので、エントリとして独立させる。 個人的利益の観点からは、他に有効な治療法がないのであれば、あまり効果が期待できない治療を続けることは合理的判断だと思います。命が無くなってしまえば、治療代がもったいないなんて言ってられないのですから、患者個人としては、費用対効果の点でも十分合理的でしょう。有害な治療、あるいは全く効果がないことが確実ならば非合理的ですが。このことについては、まったく異論はない。 たぶん問題は、ぼくが「合理性」と云う言葉をあいまいに使っているところにあるのだろう、と思う。「公」の合理性と「私」の合理性、と云うのがあるんだろうな、と考えている、と云うか(きっと、これらをそれぞれ指し示す適切な用語があるんだろう。その用語を使えば、もっと伝わりやすく書けるのかも)。 医療の意義、と云うのをどう云う部分に認め