インターネットショッピングモール「楽天市場」を中心に事業を拡大する楽天は、2008年に台湾で「台湾楽天市場」をスタート。同社のEC事業では初の海外進出であり、2009年にはタイの「TARAD.com」を買収、2010年には米Buy.comを子会社化。日本のベンチャー企業から世界のインターネットサービス企業としての一歩を大きく踏み出している。 さらに海外戦略を拡大を狙う楽天が、2012年7月に英語を公用語として正式運用したことは記憶に新しい。ちょうど1年が経過した今、同社の英語公用語化がもたらした効果を三木谷浩史代表取締役兼社長に語ってもらった。 これから3〜4年で、楽天は本当の意味での世界化が進むことになります。というのも、この1年間、楽天グループでは英語を公用語化して、大きく変化してきた手応えがあるからです。 最初の1年間の英語公用語化の成果は100点満点です。何が成果なのかと言えば、ひ