6年前、「起業家のように企業で働く」人たちを紹介し、そのような働き方を世に問うた。 企業で働くということは、結局会社や上司の指示通りに働き、その苦痛の対価として給与をもらうことだ。 もし、あなたがそのように考えているとしたら、それはもうかなり昔の昭和の匂いがする発想だ。いまやどんなに官僚的な組織でも、オーナー系であっても、はたまた官庁であっても、必ず一定数は起業家のように働いている人達がいるのだ。 その人達は、自律主体的に動き、組織を利用して自分のやりたい仕事をやっている。かつては、そのような人材は組織にとって、異分子であり、取り扱いに困る厄介者であった。しかし、いまや、社員には自律的に働いてもらいたいし、そのような人材の出現を経営者は熱望している。なぜなら、彼らこそがイノベーションを起こしてくれ、リーダーとなるからである。 企業の採用、大学生の就職において、この6年の変化は劇的だ。 文系