きのうは豚肉が食べたくなり、切り落とし肉を大根といっしょに煮た。 これを肴に酒を飲みながら、「失敗せずに成功すると、そのあと大失敗するのだ」と、あらためて思ったのである。 ぼくの「豚肉好き」は年季が入っており、母親のお腹にいるとき、すでに豚肉が好きだったのだ。 ウソである。 しかし子供のころには、すでに豚肉好きだったのは間違いなく、今でもぼくは、 「地球最後の日には豚肉が食べたい」 と思っている。 それも脂身が多い、うす切りのやつが好きなのだから、何とも安上がりなのである。 「豚肉の何がいいか」と言われれば、間髪いれずに「脂身」と即答する。 「からだに悪い」などと言う奴は、放っておけばいいのである。 牛や鶏の脂身はとくべつ好きなこともないけれど、豚肉だけは別である。 脂身に火がとおり、うすい塩かしょうゆ味がついたのが「たまらない」のだ。 だからぼくは定期的に豚肉を食べることになっており、き
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