「簡単操作でスーパープレイ」はそのままに、映像と音の表現力が格段に進化 セガの「パワースマッシュ」シリーズは、数あるテニスゲームの中でもわたしが特に気に入っている作品。2000年にドリームキャストで発売された1作目と、翌2001年に発売された続編の「2」は、当時、夢中になってプレイしていた。なぜなら、簡単だから、だ。操作は至って簡単なのに、軽快なフットワークでボールを追い、かっこよくスマッシュも決められる。運動音痴を自認するわたしにはどうやったところでできないことが、ゲームの中でならできる。そこにある種の快感を覚えて、やみつきになる。 実際、「パワースマッシュ」シリーズでは、1作目から一貫して「簡単操作でスーパープレイ」というコンセプトを掲げている。今回、プレイステーション 3で発売された最新作の「Power Smash 3」でも、使用するのは方向ボタン(または左スティック)と3つのボタン