近畿地方のプロテスタント系教会の襲撃事件で、器物損壊容疑で逮捕された無職の池田康政容疑者(29)=大阪府豊能町=が「神が自分の周辺に不幸を起こし、それをやめさせるため教会を狙った」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。府警池田署捜査本部は、熱心なキリスト教信者だった池田容疑者が教会を逆恨みした可能性が高いとみている。一方で、池田容疑者の言動は意味不明な部分が多く、捜査当局は本格的な精神鑑定も検討している。 捜査関係者によると、池田容疑者は教会などに送り付けた文書の中でも、親族らに不幸が相次いでいるとし、「教会を攻撃しないと、(神は)やめてくれないと思った」と書いていた。実際、池田容疑者は父親が病を患ったり、家族が交通事故に遭うなどしていた。ただ、文章の表現にはこじつけや虚構めいた部分が多く、被害妄想の可能性が高いという。 調べに対しては、信奉していたプロテスタント系教会の牧師が
中国残留邦人の親族48人が、来日した直後に大阪市に生活保護を申請した問題で、大阪市在住の残留邦人姉妹、林愛英さん(79)と林珠英さん(78)が4日、毎日新聞の取材に応じた。親族を呼び寄せた理由を「日本で家族一緒に暮らすという母の遺志を実現したかった」と語った。【平川哲也】 48人のうち32人は既に生活保護を受給している。市は入国審査に疑義を唱えており、残留邦人姉妹は「親族3人は仕事を見つけたが、今回の件が問題になって断られた。生活保護目的で来日したと見られとても悲しい」と手を震わせた。 姉妹は福建省生まれ。父は中国人、母は日本人。1960年代後半から始まった文化大革命では、日本から持って来た母の本や写真は焼き捨てられ、愛英さんは中国人から鉄の棒で頭を殴られた。貧しくて病院にも行けず、傷口に鶏肉を当てて止血したという。 「いつか日本で暮らそう」と涙ながらに話していた母は、97年に一時帰国した
搬入基地で廃棄物の計量をするトラック=大阪市西淀川区、後藤写す尼崎沖埋め立て処分場と大阪沖埋め立て処分場(後方)=6月11日、本社ヘリから、荒元忠彦撮影 近畿の自治体などで作る廃棄物の最終処分場「大阪湾広域臨海環境整備センター」(本社・大阪市)で、大阪市内の汚泥処理会社が、搬入するトラック重量を水増しすることで廃棄物の量を少なく見せかけ、センターに払う処分料金を安く抑えていた疑いがあることが、関係者らへの取材でわかった。内部告発があったが、センターは放置していた。同様の不正は他の業者でも見つかった。 汚泥処理会社の元社員の男性によると、同社は2002〜08年、年1回のセンターへの申請時に10トン前後のトラック重量を1台あたり約2トン重く記載した書類を提出したという。センターでは廃棄物を搬入するトラックを計量器に乗せ、申請時に登録されたトラック重量を引いて廃棄物量を算出し、処分料金を決め
ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(B-CAS社)は2011年3月末に、6種類のB-CASカードのユーザー登録を廃止する。2010年6月25日の株主総会で報告された。同社は地上デジタル放送専用受信機向けのカード(青カードと白青カード)のユーザー登録については、2010年3月末に廃止済みである。2011年3月末には、すべてのB-CASカードの登録が廃止されることになる。B-CAS社は2010年7月5日に、Webサイト上でB-CASカードのユーザーへの告知を開始した。 ユーザー登録の廃止により、「数億円のコスト削減効果が見込める」(B-CAS社)という。B-CAS社や日本放送協会(NHK)、WOWOW、スター・チャンネル、スカパーJSAT、ビーエス朝日(BS朝日)、フジテレビジョン、ジェイ・スポーツ・ブロードキャスティング、衛星放送協会などで構成される「衛星放送CAS料金体系等協議会
日本人姉妹の親族として5〜6月に来日した中国人48人が入国直後に大阪市に生活保護を申請した問題で、姉の林愛英さん(79)と妹の珠英さん(78)=ともに同市西区在住=が4日、読売新聞社の取材に通訳を通じて応じ、「私たちには日本人の血が流れている。中国でつらい時代を生き抜いて、やっと来日が認められたのに、入国目的を疑われるのはつらい」と心境を語った。 姉妹によると、母親は福岡出身の日本人。1926年、中国人の夫と中国・福建省に渡り、愛英さんら10人の子どもをもうけた。干し芋で食べつなぐ貧しい生活。戦後は日本敵視の風潮が強まり、一家は迫害を受けた。父親は激しい暴行を受けて衰弱し、死亡。愛英さんは「私も息子たちも『日本人は出て行け』と、よくいじめを受けた。こん棒で殴られ血まみれになったことも」と振り返る。そんな時、母親は「日本人はみんな親切。いつか一緒に日本に帰ろう」と繰り返していたという。 日中
アメリカで「TSUNAMI(ツナミ)」の愛称で親しまれたフードファイター、小林尊さん(32)は、4日の米独立記念日恒例のホットドッグ早食い大会に出場できず、警官ともみ合った末に公務執行妨害などの容疑で逮捕されてしまった。妻のヴィンセント・オリベリさんは、大会を妨害する意図はなく、「ステージに上がって、観客の注目を引こうとしただけなのよ」と弁護した。 小林さんは大会終了後、セレモニーが開かていたときにステージに上がろうとして警官に制止され、そのまま拘束された。優勝者に声をかけようとしたといい、オリビエさんは「彼は出場すべきだった」と悔しさをにじませた。 小林さんのマネジャーは地元メディアの取材に、「彼はホットドック早食いの記録をやぶり、真のチャンピオンであることを証明するためのチャンスを得たかっただけだ」と述べた。昨年の大会では10分間にホットドッグ64個半を食べたが、準優勝。優勝者は68個
元王者の小林さん、拘束される=NYホットドッグ早食い大会 元王者の小林さん、拘束される=NYホットドッグ早食い大会 【ニューヨーク時事】米独立記念日恒例のホットドッグ早食い大会が4日、ニューヨーク市コニーアイランドで開かれ、6連覇の記録を持つ小林尊さん(32)=長野市出身=が終了後、警官に拘束される騒ぎがあった。 地元メディアによると、小林さんは契約上の問題から今大会には出場せず、客席から観戦。競技が終わった後、ステージに上がろうとしたところ、警官に制止され、もみ合いになった。周囲の観客は「彼は(有名な)コバヤシだ」などと訴えたが、そのまま拘束された。 大会では3連覇中の米国人、ジョーイ・チェスナットさん(26)が10分間で54個を平らげ、王座を守った。小林さんは昨年まで毎年チェスナットさんと大接戦を繰り広げ、大会の顔となっている。(2010/07/05-06:01)
小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から持ち帰ったカプセルに、微粒子が入っていたことが分かった。宇宙航空研究開発機構の関係者が、朝日新聞の取材に明らかにした。微粒子は地上で混入した可能性もあり、宇宙機構は成分を詳しく分析し、イトカワで採取できたものかを調べている。イトカワの物質なら、月以外の天体に着陸して試料を持ち帰った世界初の例となる。 カプセルは、特殊な装置の中で開封され、内部にあるサンプルキャッチャーと呼ばれる採取容器内で微粒子が見つかった。ただ、ごく微量だという。顕微鏡で観察しながら一粒ずつ分析する。 はやぶさは2005年11月にイトカワに着陸、試料採取装置は正常に作動しなかったが、着陸で舞い上がったほこりが採取できた可能性が指摘されていた。1ミリ以上の砂が入っていないことは、開封前のX線撮影でわかっている。 宇宙機構は今後、微粒子に含まれる同位体や結晶構造などから地
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