関連トピックス検察審査会 兵庫県明石市の花火大会で11人が死亡、247人が負傷した歩道橋事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された元明石署副署長の榊和晄(さかきかずあき)被告(65)の論告求刑公判が12日、神戸地裁であった。検察官役の指定弁護士は「歩道橋で事故が起こる危険を予測できたのに、流入規制などの対策をとらなかった」などとして、禁錮3年6カ月を求刑した。 弁護側の最終弁論は11月15日の予定で、元副署長は改めて無罪を主張するとみられる。判決は年明けにも言い渡される見通し。 2001年7月の事故後、神戸地検は元副署長を嫌疑不十分で不起訴処分としたが、検察審査会の「起訴議決」を受け、10年4月に全国で初めて指定弁護士が強制起訴した。