「全国で最も遅くまで走る地下鉄」として、鳴り物入りで始まった名古屋市営地下鉄・東山線の終電延長が、7月で一年を迎えた。利用者は当初見込みを上回り、乗客サービス向上へ滑り出しは上々。ただ、電車増発の経費を賄えるほどではなく、夜の街のにぎわいにつなげる効果も見えにくい。目標達成への道のりは遠いようで-。 4日午前1時前、東山線栄駅(中区)のホームには、終電を待つ酔客らが100人以上。「今日は会社の飲み会。3次会までゆっくりできてよかった」。愛知県大治町の会社員男性(23)は上機嫌だ。 2カ月に一度ほど、午前1時1分栄発の終電を利用するというこの男性。終点の岩塚駅(中村区)からは歩いて帰宅でき、「この時間まで、電車があるのはありがたい」。 ホームの階段に座っていた別の会社員男性(41)は、なぜかほっとした表情。同僚と杯を交わし、名古屋駅から乗ったが、車内でうたた寝。目覚めた拍子に間違えて栄駅で降
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