日本航空と海上保安庁の航空機が衝突し、5人が死亡した事故。なぜ、起きてしまったのでしょうか。 元日本航空機長の塚原利夫さんと共に、模型を使って事故を検証します。 ■管制から「C-5で待機」の指示も… まず、事故が起こった場所です。 事故は、羽田空港第2ターミナル近くのC滑走路で起こりました。その衝突場所周辺をパネルにしました。 事故直前、海保機はC-5というポイントから滑走路に進入しました。そこに着陸許可を得た日航機が降りてきて衝突しました。 この時、管制から海保機には「停止位置まで地上走行」と、指示が出されていました。 塚原さんにお聞きします。停止位置とはどの辺りでしょうか。 塚原さん C-5の本来の停止位置は、滑走路の手前です。管制からは「C-5で待機をしてください」という指示が出されています。 ■認識の食い違い…なぜ起こった? 本来であれば、C-5