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  • 「国民1人当たり830万円詐欺」には気をつけよう - シェイブテイル日記2

    報道によれば、財務省から6月末時点での「国の借金」について昨日新たな発表があったようです。 財務省は10日、国債と借入金などの残高を合計した「国の借金」が6月末時点で1053兆4676億円になったと発表した。 3月末時点から4兆1015億円の増加で、不足する税収分を賄う国債の発行額が増えた。7月1日時点の人口推計(1億2699万人)を基に単純計算すると、国民1人当たりの借金は約830万円になる。 国の借金1053兆円=1人当たり830万円―6月末 時事通信 8月10日(水)17時58分配信 ほぼ同様の報道は同日、日経新聞、朝日新聞、産経新聞からも報じられています。 改めていうまでもないことですが、日の国自身は対外資産が340兆円と世界一であることはこれらの報道機関自身が報じていますので、「国の借金」1053兆円という報道は誤りであり、正しくは「政府の家計などに対する負債が1053兆円」で

    「国民1人当たり830万円詐欺」には気をつけよう - シェイブテイル日記2
    ROYGB
    ROYGB 2016/08/12
    民主国家において主権者である国民は、会社の例でいうと単なる従業員ではなくむしろ民法上の社員に近いので無関係でもないような。
  • 信用創造の仕組みからみたQQEの帰結 - シェイブテイル日記2

    日銀は昨日30日に開催された金融政策決定会合で、2%の物価目標達成時期を先送りしました。 2013年4月、量的質的緩和(QQE)に着手した黒田総裁は「マネタリーベースおよび長期国債・ETFの保有額を2年間で2倍に拡大し、長期国債買入れの平均残存期間を2倍以上」にし、2年以内つまり2015年3月末までの物価目標2%達成を宣言しました。 その後、昨年10月にも量的質的緩和の拡大として、マネタリーベース買い入れ増額などの俗に「黒田日銀バズーカ2」と呼ばれる追加緩和も実施しましたが、今回更に物価目標達成時期が送らされ、当初予定より二倍ないしそれ以上の時間がかかることを追認する形となっています。 これは一体どういうことなのでしょうか。 筆者は、不遜ながら、黒田日銀の信用創造に対する理解がおかしいのではないかと感じています。 1.通常いわれている信用創造の説明*1 右はある大学経済学部の先生のサイトか

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    ROYGB 2015/10/31
  • 免税すれば外国人でなくとも消費は増える - シェイブテイル日記2

    安倍首相は6月5日、マスコミの扱いはベタ記事に近かったですが、日経済再浮上の鍵となる重要な発表をしました。 安倍晋三首相は5日の観光立国推進閣僚会議で、訪日外国人客による旅行消費額を年間4兆円に倍増させる新たな目標を表明した。訪日客の増加を地域活性化につなげるため、地方部にある免税店も2020年に2万店規模に増やすとした。会議ではこれらの新目標を盛り込んだ改定行動計画を決定。「日経済をけん引する基幹産業に観光を飛躍させる」と強調、旺盛な購買意欲に注目した「稼ぐ力」の底上げを掲げた。 政府は20年までに訪日客を年間2千万人に引き上げる目標を既に打ち出している。旅行消費4兆円の目標時期を「2千万人が訪れる年」とした。 外国人の旅行消費を4兆円に 地方の免税店20年に2万店 2015/06/05 09:44 【共同通信】 この記事のポイントは、消費税を免除する免税店を拡大すれば、訪日外国人に

    免税すれば外国人でなくとも消費は増える - シェイブテイル日記2
    ROYGB
    ROYGB 2015/06/08
    論理が少し変。小規模な一部成長産業があっても、それが全体にも適用可能とはならないので。観光客倍増はありえても、日本の人口倍増はありえない。
  • ギリシャ危機と緊縮ポピュリズム - シェイブテイル日記2

    ギリシャが今日期限を迎えるIMFへの債務返済を履行するかどうかについて報道が錯綜しています。 ・IMF「ユーロ離脱の可能性も」 ギリシャけん制 ラガルド専務理事 5月28日 独紙フランクフルター・アルゲマイネ電子版)インタビュー ・Greece delays 5 June IMF debt payment BBC NEWS 4 June 2015 ・ギリシャ、IMFにきょう返済へ 420億円、手続きに着手 2015/06/05 01:55 【共同通信】 いずれにしましても、ユーロ圏加盟国個々は自由に発行できず、実質外貨に相当するユーロですから、そう遠くない将来、ギリシャではユーロは枯渇することになるのでしょう。 これに対し、経済的合理性から考えて、ギリシャをデフォルトさせる選択肢はあり得ないだろうという見解を広瀬隆雄氏が自身のブログで示しています。 なるほど、ギリシャにはおカネはありません

    ギリシャ危機と緊縮ポピュリズム - シェイブテイル日記2
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    ROYGB 2015/06/08
    程度問題というか緊縮一辺倒でも経済の発展にはマイナスだけど、モラルハザードも良くない。
  • リフレ派の皆さんは、最近お元気でしょうか。 - シェイブテイル日記2

    リフレ派の皆さんは、最近お元気でしょうか。 増税を平気で口にする御大浜田先生に驚き呆れ、リフレ派を離脱してはいますが、当然今も、デフレ脱却は現在の日に必須という部分を共有している私シェイブテイルは元気にしております。 「インフレターゲット下金融緩和さえすれば、デフレは脱却できる」 黒田総裁自身はご自身をリフレ派とは規定していないようですが、黒田総裁が、正にこの主張を2年間という期限までつけてCPI2%を達成を高らかに宣言されて、2年以上が経ちました。 近い将来の物価水準はゼロもしくはマイナス圏突入との見方も市場では増えているようです。 総務省が29日発表した4月の全国消費者物価指数(CPI、2010年=100)は値動きの激しい生鮮品を除く総合指数が103.3と、前年同月比で0.3%上昇した。上昇は1年11カ月連続となる。ただ14年4月の消費増税による要因を除くと2カ月ぶりに横ばいとなり

    リフレ派の皆さんは、最近お元気でしょうか。 - シェイブテイル日記2
    ROYGB
    ROYGB 2015/05/31
    金融緩和の効果は日本では低いけどアメリカではそこそこ出ていた。消費税の景気に与える影響も、過去の例ではそれほどでもない。
  • 中央銀行が債務超過に陥ればどうなるのか - シェイブテイル日記2

    先進国で中央銀行の資産が毀損して債務超過になれば、貨幣価値はどうなるのでしょうか。 最近、この疑問に対する答えが出ている国があります。 その国とはスイスです。 スイスでは今年1月15日にスイスフラン高対策として2011年以来設定してきた対ユーロ・スイスフランの上限目標1.2を突然撤廃しました。 そのためスイスフランはユーロ、その他の通貨に対して暴騰したのは記憶に新しいところです。 問題は、スイスの中央銀行、スイス国立銀行(SNB)では昨年末段階で、資産の9割以上がユーロを中心とする外貨建て資産だったことです。 SNBの昨年末時点でのバランスシートはウェブサイトに公表されています。 (1)SNBのバランスシートが昨年末と現段階で変動しておらず、(2)外貨建て資産は全てユーロ建て という仮定を置いた場合、ユーロ・スイスフラン相場から現時点でのバランスシートの時価評価を計算することができます(図

    中央銀行が債務超過に陥ればどうなるのか - シェイブテイル日記2
    ROYGB
    ROYGB 2015/03/08
    そういえば世界で兌換紙幣を使っている国はあるのかな。
  • デフレの正体は借金不足 - シェイブテイル日記2

    ■デフレの正体は借金不足 突然こういっても何のことだかさっぱり解らないかもしれません。 しかし次の図1を見ていただければその意味がわかっていただけるのではないでしょうか。 企業が債務を持てばインフレに、債務を返済すればデフレに 図1 企業の資金過不足と物価(1980-2013) 出所:企業資金過不足(フロー)=日銀資金循環統計 物価(GDPデフレーター)=IMF WEO Oct 2014 企業の資金過不足と物価の相関係数が大きい(R^2=0.76) だけでなく、近似線はほぼ原点を通っている。 以前このブログに書きましたように、全てのマネーは債務と一体となって生まれます。 日の家計はほぼいつでも貯蓄をしていますから、マネーの元である債務はその他の主体(企業、政府、海外)が担うことになります。 このうち企業は、投資に適したマイルドインフレならば、健全に債務を持つことができ、1990年半ばまで

    デフレの正体は借金不足 - シェイブテイル日記2
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    ROYGB 2015/02/12
    日本政府の借金は今でも世界に例をみないほど多額。
  • 全てのマネーは債務 - シェイブテイル日記 コメント欄 ”端的に言えば、PB黒字化したら民間で黒字が減ってデフレが促進されるということですね。

    近年は政府債務の多さが盛んに報じられています。 ただ、「全てのマネーは債務である」という事実はまだ大多数の人々が知らないため、誤った議論が横行しているように思います。 全てのマネーは債務である 最初に大きく書きましたが、大多数の方が「そんなわけないだろ?」とお思いでしょう。*1 もしサラリーマンA氏がamazonから書籍をカード購入した場合、クレジットカード払いになりますが、これは少し考えればわかるように、知らず知らずのうちにA氏は債務者、amazonが債権者ということになります。 現金自身は取引に使われず、書籍(財)とは反対向きに同額の債務が流れていきます。 そして、口座引き落とし時点でこの債務は解消されます。 もう少し詳しく言えば、この取引には銀行が介在していて、銀行に対する債権者が預金していたA氏からamazonに移り、口座引き落とし段階で債務・債権が相殺されています。 銀行はあなた

    全てのマネーは債務 - シェイブテイル日記 コメント欄 ”端的に言えば、PB黒字化したら民間で黒字が減ってデフレが促進されるということですね。
    ROYGB
    ROYGB 2015/01/26
    兌換紙幣の時代なら債務だけど、非兌換紙幣は紙幣に対して何かを渡す義務が無いので通常の意味での債務とは言えないような。
  • 欠陥消費税は大量殺人税制 - シェイブテイル日記2

    消費税を上げてはならないのはデフレだからだけではありません。 日の消費税は欠陥税制だからです。欠陥を直さない限り増税は不幸の原因となります。 昨夜21時からは、リフレ派の田中秀臣氏・上念司氏らとともにTwitterで#消費税増税反対をアピールしました。 税務署は国税庁から消費税の取りはぐれだけはないように強く指示をされているとか。 その結果、消費税の欠陥と相まって多数の国民が死に追いやられています。(文と画像は直接関係ありません) 私が消費増税に強く反対するのはひとつにはデフレでの増税がデフレ脱却を困難にするからですが、もうひとつ大きな理由があります。 それは日の消費税が欠陥だらけ税制だということです。 まず、医療費などでは日では「非課税」、欧州では原則「ゼロ税率」を採用しています。両者は一見そっくりです。 ただ日では最終消費者は非課税ですが、そのひとつ前の医療機関では仕入には消

    欠陥消費税は大量殺人税制 - シェイブテイル日記2
    ROYGB
    ROYGB 2013/09/30
    欠陥が問題だという主張なので、欠陥を修正して増税というのでもかまわないのかな。
  • デフレ脱却の果実は大きいが問題は単純ではない - シェイブテイル日記2

    1997年にもしデフレに突入しなければ、10数年後の今、国民の所得は5割ほど伸びていたでしょう。 デフレ脱却もしていない今、更に消費税を上げるのは正気の沙汰ではありません。 ただ、消費増税を巡る現状を考えるとデフレ脱却も公務員制度改革なしには達成できないのかも知れません。 昨日の記事で、日は世界で数少ないデフレ国であると同時に世界で唯一の名目GDP減少国だという事実を書きました。 自ら名目GDPを減らす不思議の国・日 - シェイブテイル日記 今デフレを脱却できたとしたら、名目GDP、ひいては国民の所得はどうなるのでしょうか。 これを考える上で、デフレが顕在化した1997年、もし消費増税しなかった等の理由で、日がデフレに陥らなかった場合のシミュレーションが参考になります。 1997年以降日経済はデフレ経済という異次元に突入 図表1 日の物価と名目GDP推移 出所:物価(GDPデフレ

    デフレ脱却の果実は大きいが問題は単純ではない - シェイブテイル日記2
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    ROYGB 2013/09/23
    “デフレが顕在化した1997年、もし消費増税しなかった等の理由で、日本がデフレに陥らなかった場合”と始めているのに途中から消費税が原因と断定しているような。日本よりも税率の高い国がデフレにならない不思議。
  • 日本では本当は自殺は増えていないというウソ - シェイブテイル日記2

    昨日1997年の消費税増税以降自殺者が増えた、と書いたところ、「年齢構造をOECDにならって標準化すれば自殺率は増えていない」というご指摘を受けました。 具体的には図表1、2のようになっています。 日の自殺者数は1997年を境に増えたが、標準化自殺率では以前に戻っただけに見える 日の自殺者数推移(図1)と年齢構造を標準化した自殺率(図2) 出所:社会実情データ図録。 同じ図は、富高辰一郎氏著の「うつ病の常識はほんとうか」(2011、日評論社p29)にも記載がある。 この図はある意味で興味深い考察ですね。ただ、1996年までバブル景気だったかどうかには異論がありそうですが。 図表3は内閣府が発表している原因別自殺者数です。 1997年以降各原因での自殺者が増えた 図表3 原因別自殺者数推移 出所:内閣府が警察庁資料を元に作成した資料から筆者作成。 縦線は1997年。 原因別自殺者数推移

    日本では本当は自殺は増えていないというウソ - シェイブテイル日記2
    ROYGB
    ROYGB 2013/09/19
    自殺率も犯罪率も昔の方が高かったのか。
  • 通貨発行益とは何か - シェイブテイル日記2

    政府の収入、いわゆる歳入の源はどこにあるのでしょうか。 歳入=税収+国債ですか? いいえ。ちょっと違います。 歳入=税収+国債+通貨発行益です。 ではその通貨発行益とは一体何なのでしょうか。 この重要な政府歳入源を知るか知らないかで、政府の財政に対する考え方は大きく異なってくるのは間違いありません。 (今回は少々難しい内容ですので、細かい点は省いています) 通貨発行益については、経済学者の間でも合意に達しているわけではありません。 (1)通貨を増やせばそれが通貨発行益だ派 リフレ派の論客、高橋洋一・嘉悦大学教授(大蔵省出身)は通貨発行益は、政府貨幣でも日銀券でも通貨を増やせばその殆どが通貨発行益だという主張をしています。 金利がゼロなら貨幣と国債は完全代替物となるといえるが、実際には金利はゼロでない。だからこそ、マネタリーベースのところはシニョレッジ(通貨発行益)が発生するが、国債には発生

    通貨発行益とは何か - シェイブテイル日記2
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    ROYGB 2013/09/07
    バーナンキの背理法。無税国家。
  • 国の債務を全て返済すれば何が起きるのか - シェイブテイル日記2

    現代日では、政府債務が1000兆円近く積み上がっています。 野田政権の消費税増税もこの政府債務積み上がりと勿論無縁ではありません。政府としては、政府債務を国民が着実に返済していけば、将来不安が減少して、国民はお金をどんどん使うようになり、景気が向上するというお話で動いているわけです。 ではもし仮に、極論ではありますが、政府債務を全て増税で返済したとしたら何が起きるのでしょうか。 その答えがこちらです。 1941年9月30日。 当時のFRB議長 マリナー・S・エックルズは下院銀行通貨委員会の公聴会でライト・パットマン議員から20億ドル分の国債購入資金の出処について尋ねられました。*1 エックルズFRB議長(1941年当時) Mr. Patman: "How did you get the money to buy those $2 billion of Government securit

    ROYGB
    ROYGB 2012/07/19
    日銀の資産は半分以上が国債だけど、すべてが国債ではない。http://www.boj.or.jp/about/account/zai1205a.htm/
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