中国の空港で覚醒剤を持っていたとして逮捕された愛知県稲沢市の市議会議員について、地元の共産党機関紙は、議員がアフリカ人に薬物密売の運び屋として利用された可能性が高いと伝えました。 去年10月、広東省広州の空港で、愛知県稲沢市の市議会議員、桜木啄磨容疑者が覚醒剤3キロ余りを持っていたとして拘束され、その後、逮捕されました。 中国共産党の広州市委員会の機関紙である「広州日報」は21日、地元の警察や検察の捜査状況を詳しく伝える記事を掲載しました。記事によりますと、桜木議員は覚醒剤が入ったスーツケースを知り合いのナイジェリア人の男から日本にいる家族に渡すよう依頼され、広州市内のホテルで別のマリ人の男から受け取り、中には女性の靴が入っていたということです。 さらに、桜木議員が持っていた覚醒剤の包みからはギニア人の男の指紋が見つかり、この男の自宅からは薬物や内部をくり抜いた女性の靴などが押収されたとい