猫が台所のコンロのスイッチを押して火災になるなど、住宅内でペットが原因の事故が増えているとして、NITE(製品評価技術基盤機構)が24日、注意を呼びかけた。 NITEによると、2012年度から昨年度までの5年間で、室内飼いのペットが原因で起きた火災などの事故は、全国で26件。ガスコンロのスイッチを犬猫が押してしまうケースが目立つ。昨年4月には埼玉県の民家で、飼い主が外出中に猫がスイッチを押し、壁を焦がす火災になった。スイッチにロックをかけていなかったという。 猫がファクスに尿をかけ、故障して燃え出したり、犬がネット接続用のルーターをかじり、火が出て布団や床を焦がしたりするケースもあった。NITEは、外出時はペットをケージに入れる、コンロのスイッチにロックをかける、周囲に可燃物は置かないなどの対策を呼びかけている。