マイナス30度でも移住者が増加中。北海道下川町の、森とともに生きていくまちづくりの秘密 2017.03.03 わたしたちエネルギー わたしたちエネルギー 高橋 真樹 高橋 真樹 旭川から車で1時間。粉雪が舞い散る中、高速道路の料金所を降りて振り返ると、「日本最北の料金所」の表示が目に入ります。そこからさらに一時間。外に出ると、まだ11月なのに雪が積もり、この日の最高気温であるマイナス3度の冷気が肌を刺しました。 役場の外で出迎えてくれた森林事業担当の方は「今日はまだあったかいほうです」とコートも着ずに、余裕しゃくしゃくのスーツ姿。厳冬期にはマイナス30度になることもある、下川町だけのことはあります。 東京23区ほどの広さの土地に、およそ3,400人が暮らす北海道下川町。全国の他の市町村と同じく高齢化は進み、現在は人口のおよそ40%が65歳以上の高齢者になります。 ところがこんなに寒い北海道