今回からは、紙面の都合で「RancherによるKubernetes活用完全ガイド」に掲載されなかったパートをご紹介します。 前回の記事では、Rancherのアーキテクチャの基本的なポイントを紹介しました。 Rancherのより詳細な動作/実装の仕組み、各Custom Resource Definition(以下、CRD)がどのように利用されているか、プロダクション環境で必須になるHAの仕組みなどは、2019年7月23日に発売された「RancherによるKubernetes活用完全ガイド(Think IT Books)」をぜひ確認していただければと思います。 今回から3回にわたって、Rancherをすでに利用されている方やRancherの動作原理をある程度理解されている方が、次につまずくポイントであるRancherの動作とコードのマッピング、Rancherのコードの読み方のヒントを紹介してい