【ニューヨーク=松尾理也】AP通信によると、カナダ西部アルバータ州当局は8日、新型インフルエンザによる死者が確認されたと発表した。新型インフルエンザによる死者は、カナダでは初めてで、世界でもメキシコ、米国に次いで3番目となる。 死亡したのは30歳代の女性で、先月28日に亡くなり、その後新型インフルエンザによるものと確認された。女性はメキシコへの渡航歴がなく、ウイルスが持ち込まれた国の中で人から人へうつる2次感染が広まっている状況を裏付けている。 カナダ政府はこの日、新型インフルエンザの感染確認が242人になったと発表した。 米疾病対策センター(CDC)は同日、全米の新型インフルエンザの感染者数について、前日までの2倍近い1639人に達したと発表した。 一方、6歳男児の新型インフルエンザ感染が確認された米シカゴの日本人向け補習校は8日、この児童以外の新たな感染の疑いに関する報告は寄せられてい
簡易検査で乗客からA型インフルエンザの陽性反応が出たノースウエスト航空25便の消毒に向かう検疫官。その後、乗客3人の感染が確認された=8日午後8時5分、成田空港 厚生労働省は9日朝、カナダから米デトロイトを経由し成田空港に8日午後4時38分に到着した航空便の乗客3人について、新型インフルエンザが疑われたため、国立感染症研究所で詳細な遺伝子診断「PCR」を行った結果、新型インフルエンザに対する陽性反応が出たと発表した。国内で感染者が確認されたのは初めて。同日午前8時半から、舛添要一厚労相が記者会見を行う予定。 厚労省によると、国内での感染例として世界保健機関(WHO)に報告されるが、検疫での発覚は水際対策でウイルスの国内侵入を阻止したことになり、国内の警戒レベルは「第1段階」のまま引き上げられない。 厚労省などによると、航空便はノースウエスト航空25便やコンチネンタル航空6348便などの共同
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く