国籍認知、薬害、じん肺・アスベスト、サラ金、生活保護、街づくり、過労死などの訴訟では、少数の被害者の訴えから始まり、世論を動かし、政治課題となり、立法・制度改革に展開していった。弁護士の役割を考察し、「権利拡大の法理論」を検証する。 【法律時評】 横浜事件再審免訴判決にみる法の論理と常識の相克/田淵浩二 ■特集=制度改革訴訟と弁護士の役割 訴訟活動と制度改革をつなぐもの/上柳敏郎 被害者救済から権利拡大へ――弁護士による社会運動としての「制度改革訴訟」/淡路剛久 国籍法違憲判決――JFCに対する法的支援活動の通過点/近藤博徳 薬害肝炎原告団・弁護団の闘い/濱野泰嘉 全国トンネルじん肺訴訟における国の政策を変える闘い/須納瀬学 サラ金被害との闘いと貸金業法改正――2010年見直しに向けて/森 雅子 生活保護への法律家の関与/森川 清 建築紛争・まちづくり訴訟と弁護士の役割/小島延夫 金融サー
■関東周遊でもわずか130円也 ご存じだろうか。 通勤定期券を東京─横浜間で購入した場合、6カ月で6万5020円。これを東京─蒲田、蒲田─横浜と分割購入すると、3万240円+3万240円=6万480円。6カ月で4540円が浮き、年間(6カ月定期×2回)で実に9080円! しかも合法だという。通常運賃でも、東京─横浜間のJR運賃は450円。分割すると210円+210円=420円になり、「30円」がやはり浮く。 JR東日本には、JRの通常の料金体系とは違って、私鉄との競合を意識するなど、自由な料金設定をする「電車特定区間」が存在する。山手線を中心に北は東北本線の大宮駅、東は常磐線の取手駅。南は横須賀線の久里浜駅までだ(図)。 実際、JR東日本、東海、西日本の3社の幹線で共通の普通運賃と比べると、1〜3キロで140円と130円で10円、91キロ〜100キロでの差は90円。 しかし、これ
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