カルト作、奇ゲー、怪作──。日本では1992年にメガドライブ向けに発売された『トージャム&アール』は、そんな言葉で形容されるアクションアドベンチャーゲームだ。 『トージャム&アール』(画像はトージャム&アールコレクションより) 地球に落ちてきた“ファンキー宇宙人”のトージャムとアールがおかしな地球人たちに追い回されながら宇宙船のパーツを集める……という“人間が宇宙人を倒す”のではない逆転の発想、ローファイに鳴るブレイクビーツ、そして自動生成マップ&画面分割のローカル協力プレイ対応という20年後のインディーゲームのトレンドを先取りしたかのようなシステム……。 それは、当時の日本人にとってはファンキーすぎた。しかし、だからこそ遊んだ人の記憶には焼きついた。 Wiiでのバーチャルコンソール版や、続編とセットになったXbox 360の『トージャム&アールコレクション』などがしっかりリリースされ、2
