パブリックリレーションズ(PR)の概念が変化し、業界賞にエントリーされる事例などを見ていると、他のカテゴリーとの境界線があいまいになりつつあります。 企業などの組織のPR担当者も、どこまでがPRの領域なのか迷うことが増えているのではないでしょうか? 本連載では、PRとメディア、PRとジャーナリズム、PRとマーケティングなど、多面的な視点から「PRの本質」を考察することで、読者の皆さんがそれぞれの立場で「より有効なPRの活用」をするための一助となることを目指します。 今回は電通PRコンサルティングで広報を担当する岡内礼奈が、「PRと日本」をテーマにお届けします。 <目次> ▼日本における「PR、誤解されがち問題」 ▼国際PR協会によるPRの定義と、その目指すところとは? ▼PRと広報は同じもの?日本におけるPR導入の歴史をひもとく ▼PRの日本語訳が“誤解”の始まり?「広報」と「広聴」の機能