件の党首討論は今朝のテレビ「サンデーモーニング」でも酷評されていた。評価は大方そのあたりだろうと思うのだが、一部ブロガーの波長はそれとはどうも異なるらしい。呆れてしまうくらいの内容で自分のひいきを宣伝している。あれほどの低レベルの議論の勝ち負けなどほとんど意味もないのだが。党首討論という言葉が泣く。 たとえば、ぼろ儲けしながら、大量の期間工や派遣労働者の首を切る大企業を徹底して追及し、救済策を今こそ示すことに私ならむしろ価値を置く。 そこで雇用情勢だが、失業率が低下しているそうだ。 低下するとは、いったいどうしたことか。だいいち、米国に端を発した金融危機が日本の実体経済を確実に襲っているのに。その結果、派遣労働者にとって明日がどうなるのか、不安を抱え続ける毎日ではないか、そう予測させるに十分なほど、自動車メーカーの派遣切りが続いているのに。 そう考えると、失業率は低下どころか、上がると考え