指定暴力団山口組(本部・神戸市)と、分裂して結成された神戸山口組(本部・兵庫県淡路市)の傘下組員らが絡む事件が相次いでいる。2月以降は東日本で多発し、激化している。東京でのシノギ(資金源)を巡る争いが背景にあるとの見方もあり、警察は本格的な対立抗争に発展しないよう警戒を強めている。 4日午前5時20分ごろ、長野県上田市の指定暴力団山口組系の暴力団事務所から「組の者だが、早く来てくれ」と上田署に通報があった。警察官が駆け付けると、事務所の壁に、火炎瓶のような物が飛び散って焦げ付いたような跡が複数あった。 前日正午ごろには、宇都宮市の住宅街の一角に「相模」や「群馬」など関東各地のナンバーをつけた高級外車など約10台が続々と集まった。指定暴力団山口組系の組事務所前。この日の早朝、トラックがバックで1階に突っ込み、壁などが壊された。事件を聞いて駆け付けた組員とみられ、警備に立つ警察官に「自分の事務
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