エジプトのシーシ大統領は今月末の初訪日を前に23日、大統領府で朝日新聞との単独会見に応じた。過激派組織「イスラム国」(IS)などの過激主義が世界中に広がっていることについて「人類にとって最大の脅威だ。あらゆる面で安定化に向けた努力を続けることが必要だ」と力説した。シリア内戦については「一人の人物の地位の問題ではない。政治的な解決を見いだすべきだ」と述べ、アサド政権の存続を容認する立場を示した。 シーシ大統領が日本メディアと会見するのは初めて。中東・アフリカで過激派組織が勢力を伸ばす中、地域大国のエジプトは、対ISの空爆を続ける米国主導の有志連合に加わる。一方で、国内でもISに忠誠を誓う武装組織が成長している。隣国リビアもISの拠点となっている。 シリアとイラクでの対ISの軍事作戦について大統領は「1年以上にもなるのに、その活動は衰えていない」と認め、ISの攻撃目標がエジプトやサウジアラビア
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