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2017年11月21日のブックマーク (3件)

  • ルジャンドルとの対話 - 本と奇妙な煙

    〈テクスト〉という概念 権力の問い 国家 ダンス禁止 キリスト教は規範を欠いた宗教 ルジャンドルとの対話 作者:ピエール・ルジャンドルみすず書房Amazon 〈テクスト〉という概念 わたしは社会、文化、また文明といったものと等価になるような概念として〈テクスト〉というものを提唱してきました。(略) わたしたちは冷凍商品めいた、地球のどこでも消費できるような理論を生産してきた。そこから西洋の知識人に一種の利権が生じるのでもあります。それは、とどのつまり、暗黙のうちにせよ、西洋以外の世界に対して、わたしたちの思考にしたがうか、「停滞した」まま留まるかのどちらかだと迫ることだからです。結局はそうなのです。これに対して〈テクスト〉という概念からすると、あらゆる文明は平等に扱われることになります。表象の生、言語の論理の前にあって、わたしたちはみな平等だからです。 権力の問い 権力の問いについて、西洋

    ルジャンドルとの対話 - 本と奇妙な煙
    Reiche
    Reiche 2017/11/21
    “ダンスというのは、禁止の刻印を受けたものだからです。なぜそんな刻印を受けたのでしょうか。魔法や非理性的なものの抑圧という名目のもとで禁止の刻印を受けたのです。ダンスは空を飛ぶことと同じように禁止さ”
  • 2012-02-15

    ジル・ドゥルーズ「思い出すこと」(聞き手:ディディエ・エリボン、鈴木秀亘訳、『批評空間』誌第II期第9号、太田出版)、p.11-12 〈マルクス〉 私は共産党に入ったことは一度もありません。(精神分析を受けたことも一度もありません。そういったことはすべて免れました。)60年代以前は、自分をマルクス主義者だと思ったこともありません。共産党員にならなかったのは、党が党員の知識人に何をさせていたかを見て知っていたからです。 当時私がマルクス主義者でなかったわけは、つきつめればマルクスを知らなかったからだということもことわっておかなければなりません。 マルクスを読んだのはニーチェと同じ時期でした。素晴らしいと思いました。彼の生み出したさまざまなコンセプトは、私にとって今でも役立つものです。そこにはひとつの批判、根的な批判が存在しています。『アンチ・オイディプス』と『千のプラトー』はマルクスに、マ

    2012-02-15
    Reiche
    Reiche 2017/11/21
    “ちなみに私の知人は小笠原晋也が逮捕された後別の病院に移ったら、そこではちゃんと境界例と診断され適切な治療を受けました。”
  • 愚慫空論 『仏教思想のゼロポイント』

    あるところでこのの存在を知って、その場所で所感を書いたのだけれど、こちらでもまた改めて。 仏教の思想に多少なりとも関心がある人には是非とも目を通してもらいたい思います。 こちらの批評を僕は読後に知りましたけど、これは決して売らんがための宣伝文ではなくて、当にその通りだと思います。 僕的には、このは安冨さんの『〈生きる〉ための論語』に並びます。 どちらのも資料(仏典、論語)を著者自身が再構成して、自身の思想として展開していると感じます。ゴーダマ・ブッダの思想、あるいは孔子の思想の原初は、彼らが生存していた時代から遠く離れた現代では、もはや手が届かないものです。だから、方法としては、誰かがブッダあるいは孔子になりかわって再構築するしかありません。その偉業をゴーダマ・ブッダの思想において果たしたのが書だろうと思います。 ここで伏線を張っておきますが、もし書を『〈生きる〉ための論語』と

    Reiche
    Reiche 2017/11/21
    “ゴーダマ・ブッダもそうした「いい子」であったのが、キレて自傷行為に走った――というだけのことであったかもしれません。”