行事のご報告 平成26年度 通常総会記念講演 河野貴美子先生 「身体の健康、心の健康」 ―脳の科学から考える― 日時 平成26年6月8日(日) 会場 リーガロイヤルホテル2階 (司会) 時刻のほう定刻を迎えましたので、これより第2部、記念講演を始めさせていただきます。 まず初めに、本日の記念講演、河野貴美子先生の御略歴を御紹介させていただきます。 河野貴美子先生、工学博士をされております。立教大学理学部物理学科を御卒業されて、現在、NPO法人国際総合研究機構副理事長をされております。 それでは、河野先生、どうぞよろしくお願いいたします。 (河野貴美子氏) 御紹介どうもありがとうございました。また、本日は、このような立派な会にお招きいただきまして本当にありがとうございます。 最近、脳がかなり注目を浴びておりますので、「身体の健康・心の健康-脳の科学から考える-」という、このようなタイトルをつ
わたしには3年ほど、幻覚剤を頻繁に使っていた時期があった。アヤワスカ、イボガ、マジックマッシュルームなどさまざまな薬物を使い、幸運にもすべてに効果を感じられた。しかし、幻覚剤を使い始めて3年が過ぎた頃、トリップ体験によって感情的な疲労を感じることが増え、疲労困憊して回復に時間がかかるようになった。後でわかったことだが、このような体験をしているのは、わたしだけではなかった。 「なかには、度重なる幻覚剤の使用によって脳内の重要なノード(※訳注:ネットワークを構成する中継点や分岐点)やネットワークの機能が変わり、過去に体験したものとは異なる、変則的なトリップ体験が誘発される場合があります」と説明するのは、ジョージタウン大学メディカルセンターの神経学・生化学教授ジェームス・ジョルダーノ(James Giordano)だ。「もしそれが定期的に起こるとしたら、平易な言葉で説明すれば、それは脳のノードと
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