私有地通行を巡るトラブルで男性にけがを負わせたとして、茨城県警神栖署は5日、傷害の疑いで、神栖市、無職、男(70)を逮捕した。 逮捕容疑は11月8日午後4時50分ごろ、同市の自宅前路上で、運転する軽トラックの前に鹿嶋市、会社役員、男性(43)が立ちふさがっているのを認識しながら急発進して男性に衝突、腰の骨を折るなど全治約2カ月のけがを負わせた疑い。同署によると、男は黙秘している。 現場は、海岸沿いの市道「シーサイド道路」内にある、男の私有地。約18年前に境界画定の民事訴訟で波崎町(当時)に勝訴し、「私道」との表示を道路脇や通行部分に置いている。私道と知らずに進入した車と男の間でいさかいになることがあり、同署は今回も同じようなトラブルがあったとみて調べている。