はじめに ある乱数生成器が N 個のセットのなかからランダムに一つを返すとき、その返り値をそれよりも小さな範囲に収まるようにしてから利用したい、という要件にたまに出会います。例えば、[0, 2^32) の範囲内の乱数を生成する乱数生成器を利用できる環境で、サイコロの目をランダムに計算するには、何らかの方法を使って [0, 6) の範囲の乱数に収める必要があります。このような getrandom(2) や /dev/urandom を使った乱数生成器の例以外にも、例えば Int64 のユーザー属性値を入力にしてユーザーを 10 種類に均等に分類したいという類の要件を過去にレビューしたこともあります。 ある値域をより小さい値域にマップするために、よく利用されるのは剰余(モジュロ)演算です。乱数生成器の例でいえば、その返り値を X とすると、 X % 6 を計算すれば結果は [0, 6) に収ま
![ある範囲に収まる乱数を得るために剰余(モジュロ)演算を書くとき、レビューするときに意識すること](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/46b7adebfd00d0cc10c8c0572654350b9a11cb13/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fres.cloudinary.com%2Fzenn%2Fimage%2Fupload%2Fs--kfcqCQLa--%2Fc_fit%252Cg_north_west%252Cl_text%3Anotosansjp-medium.otf_55%3A%2525E3%252581%252582%2525E3%252582%25258B%2525E7%2525AF%252584%2525E5%25259B%2525B2%2525E3%252581%2525AB%2525E5%25258F%25258E%2525E3%252581%2525BE%2525E3%252582%25258B%2525E4%2525B9%2525B1%2525E6%252595%2525B0%2525E3%252582%252592%2525E5%2525BE%252597%2525E3%252582%25258B%2525E3%252581%25259F%2525E3%252582%252581%2525E3%252581%2525AB%2525E5%252589%2525B0%2525E4%2525BD%252599%2525EF%2525BC%252588%2525E3%252583%2525A2%2525E3%252582%2525B8%2525E3%252583%2525A5%2525E3%252583%2525AD%2525EF%2525BC%252589%2525E6%2525BC%252594%2525E7%2525AE%252597%2525E3%252582%252592%2525E6%25259B%2525B8%2525E3%252581%25258F%2525E3%252581%2525A8%2525E3%252581%25258D%2525E3%252580%252581%2525E3%252583%2525AC%2525E3%252583%252593%2525E3%252583%2525A5%2525E3%252583%2525BC%2525E3%252581%252599%2525E3%252582%25258B%2525E3%252581%2525A8%2525E3%252581%25258D%2525E3%252581%2525AB%2525E6%252584%25258F%2525E8%2525AD%252598%2525E3%252581%252599%2525E3%252582%25258B%2525E3%252581%252593%2525E3%252581%2525A8%252Cw_1010%252Cx_90%252Cy_100%2Fg_south_west%252Cl_text%3Anotosansjp-medium.otf_37%3Ayoheimuta%252Cx_203%252Cy_121%2Fg_south_west%252Ch_90%252Cl_fetch%3AaHR0cHM6Ly9saDMuZ29vZ2xldXNlcmNvbnRlbnQuY29tL2EtL0FPaDE0R2dlSkZMbEhmWGNkWTkyU05kampjT1FmQU41Vm9UWDZJb3hwNE5iX1E9czk2LWM%3D%252Cr_max%252Cw_90%252Cx_87%252Cy_95%2Fv1627283836%2Fdefault%2Fog-base-w1200-v2.png)