日本人が二人ノーベル化学賞をとったとのことでしばらくぶりに明るいムードになっている。 日本人はノーベル賞がとれない国として揶揄され続けてきたが、もうすぐ20というレベルで、近々、ロシア(+旧ソ連)やスイスを抜かすことだろう。すると、主催国のスウェーデンを除くと、日本より上の国は、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスという旧主要国だけになり、そんなに諸外国と遜色のない状況と言えるようになるはずだ。実際、この10年というレンジで見ると、アメリカ以外の国にはほとんど負けていない。もちろん、ヨーロッパとアメリカを除くと日本はダントツとさえ言える。以前から、あるいは今でもこの受賞に人種差別が言われていることを考えると相当日本は健闘している。 ただ、日本の特色は、物理と化学だけがやたらに強く、文系の賞や医学生理学賞が弱いという点はある。 文系の賞は語学が弱いという点はあるのだろうが、日本の経済学者を見
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