文具王こと高畑正幸さんが手帳を作った。考え得る限りの機能を盛り込んだというこの「文具王手帳」を分析してみよう。 結論から言えば、これはある意味で究極の“全部入り手帳”である。まずはこの“全部入り”のゆえんをチェックしたい。 基本的な事項を確認する。文具王手帳は手帳と命名しているが、実際はリフィル入れ替え型のバインダーといったほうが分かりやすい。サイズは224×115×20ミリ(縦×横×マチ、折りたたみ時)。バイブルサイズのシステム手帳よりは数センチほど縦に長い。リフィルには市販の各種タイプか、自作のリフィルをとじるスタイルである。 有名人手帳としてみると この手帳が既存のものと一線を画す最大の特徴がバインダー表側の通称ベルクロ、いわゆる面ファスナーだ(実はベルクロは米ベルクロの商標、マジックテープはクラレの商標なのである)。 ベルクロハック(その1、その2)は文具王のお家芸でもある。iPh
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