予告は何回か観ていました。オーストラリアに住む少女とニューヨークに住む中年男性の20年にわたる文通による交流の物語だそうだってね…でも詳細は知らなかった。心の準備が無かっただけに余計に鑑賞後ズシンときました。クレイアニメのキャラクターのほのぼの感とは裏腹に、完全なる大人向け作品だったのです。 盗癖があったりこどもに無関心だったりする親の下に産まれたメアリー。なにより「ハプニングで産まれた子」と母に直接言われている時点で、彼女がしあわせな家庭ですくすく育ってるわけじゃないことは明らか。しかも、額にはシミがぺったりとあって容貌も冴えない。クラスメイトにはからかわれる。メアリーはきっと世界に受け入れられてる感覚を感じられないんだろな、それで自信もなくて、さみしくてたまらない。だから彼女は手紙をかくことにした、遠いところから自分を照らす光を照射してくれるような相手がいればいいな。たまたま住所と名前