「特別レポート:南アフリカ、ライオン牧場が抱える深い闇」の2回目。100頭以上のライオンがネグレクトされていることが調査で発覚し、あるライオン牧場が摘発された。牧場のその後と、南アフリカのライオン飼育産業に潜む問題を追う。 第1回 残酷な飼育で摘発、悪名高きライオン牧場の実態は ライオンにエサのニワトリを投げ与える従業員たち。(PHOTOGRAPH BY NICHOLE SOBECKI, NATIONAL GEOGRAPHIC) 一緒に積まれたニワトリやウシの肉を、従業員がライオンへ向かって投げ与えている。 南アフリカの都市プレトリアでオールドチャペル動物クリニックを経営するピーター・カルドウェル氏は、鶏肉と牛肉だけではエサとしてはまるで足りないと話す。人間と同様、ライオンもバラエティに富んだ食べ物をとらなければならず、個体によって必要な栄養も変わる。野生のライオンは、様々な動物を捕食する
![ライオンをあえて苦死させる業者たち、戦慄の光景](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5f55842aa39a6477b458f0b270d59f773ed6b8d8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnatgeo.nikkeibp.co.jp%2Fatcl%2Fnews%2F19%2F112900695%2Fph_thumb.jpg)