2015年の1年間で、約20,000頭のゾウが象牙目的で殺害されたといわれています(一部では約24,000頭という報告もあり)。 その一方、同じ1年間で生まれたゾウの頭数は20,000頭よりはるかに少ないという調査結果も出ています。 この計算では、当然の結果としてゾウの生息数は減少して行きます。 【相変わらず絶えない密猟】 近年のゾウの急激な減少が密猟によるものであることは、すでにいろいろなところで報告されているとおりです。 密猟とアフリカ諸国の貧困とは明確な相関関係があることも分かっています。 例えばケニアでは、象牙1キロあたり3ドルという相場で取引が行われています。 これはケニアの住民たちが1日に稼ぐ平均収入と比べると相当大きな金額になるそうです。 さらに彼らから象牙を買い取るギャングたちは、1キロあたり1,100ドルで中国に売り飛ばすことが分かっています。 この10年間ほど(不安定で
![生息数が減り続けるゾウ 相変わらずひどい密猟の実態と「パークレンジャー」たちの活躍 - 動物を知り、動物を愛す](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0e2c164298aa1d9b82c65d7760238f3280453677/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fg%2Fgeorgekato%2F20160815%2F20160815144729.jpg)