■ アトラク=ナクア【Atlach Nacha】とは? アトラク=ナクアはクトゥルフ神話に登場する蜘蛛の神です。 初出は『クトゥルー4』に収録されている『七つの呪い』。描写はこんな感じです。 ラリバール・ヴーズは縁に近より、巨大な巣が間隔を置いて崖にくっつき、ロープほどの太さのある糸がおびただしく交差して網の目をつくり、深淵全体にはりわたされているらしいことを見てとった。この巣は別として、割れ目を渡る手段はなにもない。遠くはなれたひとつ崖の上に、人間がうずくまった大きさくらいだが、長い蜘蛛の足を備えた暗い姿が見えた。 (中略) こういうと、蜘蛛の神は巨体を巣からおろし、深淵の縁にそって速やかに走り、姿を消してしまった。どこか遠くの場所で、また新たな橋をつくりだすためらしい。 やってきた人間と普通に話した後、またせっせと深淵にわたる橋を作る仕事熱心な神様という感じ。C・A・スミス作品全般にい