検察庁法の改正案をめぐり、野党側は武田国家公務員制度担当大臣に対する不信任決議案を提出し、15日の採決は見送られました。与党側は来週、決議案を否決したうえで改正案を採決したい考えで、与野党の攻防が激しくなる見通しです。 その後、理事会で、与党側は「野党側の要望を受けて森大臣が出席し、しっかりとした質疑ができた」などとして、直ちに採決したいと提案しました。 一方、立憲民主党、国民民主党、共産党、社民党の野党4党は、15日の採決を阻止するため、武田大臣に対する不信任決議案を衆議院に提出しました。 決議案では「武田大臣は、無責任かつ不誠実な答弁を繰り返し、説明責任を果たそうという姿勢がみじんもない」などとしています。 これを受けて委員会は散会し、15日の採決は見送られました。 与党側は、来週19日の衆議院本会議で決議案を否決したうえで改正案を採決したい考えで、与野党の攻防が激しくなる見通しです。