数年前(http://d.hatena.ne.jp/simpleA/20081113)、小林さんを引用した。 信ずるってことは責任をとることです。僕は間違って信ずるかもしれませんよ。万人のごとく考えないんだからね、僕は。僕流に考えるんですから。もちろん僕は間違います。でも責任はとります。それが信ずることなんです。 小林秀雄講演 第2巻―信ずることと考えること [新潮CD] (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 2巻) この小林さんが、どんくらい「僕流に考え」てんのか、そして、どんくらい「万人のごとく考えない」のか、ちょっと見てみましょ。 小林さんと言えば、「モーツァルト」なんですが、その中で、 [ランゲっちゅう人が描いたモーツァルトの肖像画は、]絵は未完成だし、決して上手とは言えぬが、真面目で、無駄がなく、見ていると何んとも言えぬ魅力を感じて来る。 p.30 (モオツァルト・無常という事 (